事例
大手通販サイトから携帯電話に「会員満期通知」という件名でメールが届いた。
メールを開くと、「月会費 550円が引き落としできませんでした」と書いてあり「会員ログイン」という記載があったのでタップして遷移した。
切り替わったページにはクレジットカード番号を入力する欄があったのでクレジットカード番号を入力した。
しばらくして、クレジットカード会社から連絡があり、第三者に5万円使われたことがわかった。どうすればいいか。
アドバイス
◆日頃利用している事業者等からでも、まずフィッシングを疑いましょう。
記載されているURLにはアクセスせず、正規のサイトのURLや、正規のアプリからアクセスするようにしましょう。
◆フィッシングサイトにID・パスワード等を入力した場合はすぐに変更し、クレジットカード会社や金融機関などにも連絡しましょう。
解説
事業者や公的機関などの実在する組織をかたる SMSやメールを送信し、パスワードや ID、暗証番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐取したうえ、クレジットカード等を不正利用する手口は「フィッシング詐欺」と呼ばれます。
語られる事業者や公的機関は、携帯電話会社、金融機関、クレジットカード会社、宅配会社、通信販売会社、アプリ、公的機関等多種多様で、本物に似せたロゴマークやメールアドレスとなっているため、間違えてアクセスし個人情報を入力してしまうようです。
日ごろから利用していたり、知っている事業者や公的機関でもフィッシングを疑い、記載されているURLからアクセスしないで、正規サイトからアクセスしましょう。
正規サイトでフィッシング詐欺の警告をしている場合もあります。
日ごろから、セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用したり、 ID・パスワード等の使い回しをしないように、また、クレジットカードやキャリア決済、インターネットバンキングの利用明細をこまめに確認しましょう。