
文化財修復・展示棟の地下1階展示室では第2回企画展「文化財研究中!―なら歴史芸術文化村×連携4大学―」を開催しております。
なら歴史芸術文化村は大学と連携し、文化財の調査研究をはじめ保存や活用、次世代を担う人材育成にかかる取り組みを行っており、現在は天理大学、立命館大学アート・リサーチセンター、奈良県立大学、東京藝術大学の4大学と連携協定を結んでいます。
本展では各大学の特色ある文化財の調査研究やなら歴史芸術文化村との取り組みについて紹介しています。
●天理大学 「発掘調査の裏側見せます」
調査道具や映像などを通して発掘調査をリアルにお伝えします。
明治時代に廃寺となった内山永久寺を、絵図を元に再現した模型も展示中!

●立命館大学アート・リサーチセンター「アジア仏教寺院のデジタルアーカイブと可視化」
當麻寺西塔の3次元計測データを用いて制作した模型や、構造を透視して見ることができる映像等を展示中!
また、今は見ることができないボロブドゥール寺院のレリーフをタッチパネルで自由にご覧いただけます。

●奈良県立大学「仏像のアナログ化」
普段触ることができない文化財や訪れにくい場所にある文化財を3Dプリンタで再現した複製を展示しています。
写真の「仏足跡」(手前)とレリーフ(奥)は触ることができます!
