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                    文化村クリエイション vol.4 山本糾 展覧会「宇宙の中心にある水」                                                            
                 開催期間 2024年1月23日(火)~2月25日(日)(月休) 
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 文化村クリエイションは、先進的な取り組みを行うアーティストを招聘し、制作・発表を行うと共に、創作の過程を開いていく試みです。vol.4となる今回は、写真家の山本糾さんをお招きします。 
 山本さんは40年以上にわたり、様々な姿の「水」を主な被写体としてきました。本展では、奈良県内の河川やダムを撮影した新作を展示します。
 作品について山本さんに尋ねると、度々宇宙の話が出てきます。水は太陽の光を強く反射しながら、重力によって動きます。また写真は、光をレンズで一点に集め、像を結んだ現れです。水を撮影することは、写真を通して宇宙に触れようとする試みでしょうか。
 
 本プログラムでは、撮影の様子や合間に行ったインタビューをまとめたドキュメンタリー映像を製作しています。自然をそのまま写し取るのではなく、宇宙と対峙し、自身の「場所」を提示するように制作する作品には、大きなエネルギーと静寂を同時に内包する緊張感があります。そこからは私的な感情や揺らぎはうかがえません。山本さんは、なぜ写真を撮るのか。たゆまず思考し、制作し続ける姿を捉えた映像と、その視線の先にある作品を、ぜひ展覧会でご覧ください。
   ■アーティストステイトメント 岸壁の突端から落下する水、うねり渦巻きながら流れる川の水、岸壁に打ち寄せる海の水、天空を映す高山の山頂の池の水、ダムの放流口から放出される水。
 地球上の水のあるところは地球に働く宇宙の力が可視化されているところです。これらの水と太陽からの光が融解して発光するところ、そこがわたしの写真の場所です。
 山本糾
     ■ドキュメンタリー映像 展覧会終了後、ドキュメンタリー映像(40分間)をYouTubeで公開しています。ぜひご覧ください。 https://youtu.be/gRQejxh86wU    
 ■プロフィール
 山本糾(やまもと ただす)
 1950年香川県生まれ。写真家。
 武蔵野美術大学商業デザイン科卒業後。水を主な被写体に作品を制作する一方、現代美術の撮影にも多く携わる。
 主な展覧会に、個展「光・水・電気」(2012年、豊田市美術館)、個展「落下する水」(2010年、国際芸術センター青森)、「写真の過去と現在」(1990年、東京国立近代美術館/京都国立近代美術館)など。
 東京都写真美術館、東京国立近代美術館、原美術館、熊本市現代美術館、高松市美術館、パリ国立図書館、National Gallery of Australiaなど、国内外の美術館に作品が所蔵されている。
 
 ■現場レポート
 撮影に同行する文化村スタッフ(遠山)が、撮影の様子をレポートします。
   ○第1回 現場レポート(7.22-23) ○第2回 現場レポート(9.22) 〇第3回 現場レポート(11.29)   ■展覧会フライヤー(pdf) フライヤーデザイン:関川航平   ■過去作品  
 《波動場 9》