日本人の2人に1人は「がん」になり、3人に1人が「がん」で亡くなるといわれています。がんは日本の死因第1位となっており、死亡数は年々増えています。がんで命を落とさないために、生活習慣に気をつけるとともに「早く見つけて早く治す」ことが大切です。 今回は、がんの中でも女性の部位別死亡第1位、男性では肺がん、胃がんについで第3位の大腸がんについて詳しく紹介します。
近年、食生活の欧米化で肉類や脂肪の摂取が増え、食物繊維の多い野菜の摂取不足などが影響し、日本人の大腸がんの罹患が増えています。
早期発見と進行後の生存率には大きな差があります。
※1 Ⅰ期: がんが大腸壁筋層に溜まっている状態
※2 Ⅳ期: 腹膜、肝臓、肺などへの遠隔転移がある状態
※3 5年相対生存率: 日本人全体で5年後に生存している人と比較して、がんと診断された人が5年後にどのく らい生存しているかを表す割合