日本文化の一翼を担う「食文化」は世界から大変高い評価を得ています。
この「食」を根底から支えるのが農家と料理人であり、彼らの長きに亘る情熱が日本の食文化を
成熟させ、世界に類を見ない「美食の国」を創り上げてきました。
経済がグローバル化し、世界が身近になった現在、食の担い手たちにも新しい形への変化が
求められています。豊かで恵まれた時代を迎え、食は「生きるため」から「心の豊かさ」を
提供するものになりました。そしてこの「食」の発信こそ、地域活性化への大いなる原動力となるのです。
「若者よ、故郷へ帰れ。その町の市場に行き、その町の人のために料理を作れ。」
これは現代フランス料理の根本原理ですが、この教えによりフランス料理は世界中に広まりました。
今の日本においてはこの精神がまさに求められているのではないでしょうか。
なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)は、全国に先駆け、
川上である農家と川下である料理人という食の担い手たちを横糸で繋ぎ、実学教育をしてまいります。
農、食、サービス、経営の真髄を総合的に教え、未来の食の世界におけるリーダーとなるべく人材を
社会に輩出し、日本の新たな食文化を築いていきたいと願っています。
プロフィール
1952年生まれ。横浜市出身。
東京YMCA国際ホテル専門学校入学と同時にホテルオークラ入社。
フランスで修行後、1982年、東京・西麻布に「ひらまつ亭」開業。
1994年株式会社ひらまつ設立。複数のレストランブランドを有する企業をつくり上げる。
2001年、パリで日本人オーナーシェフとして初のミシュラン1つ星を獲得。
現在、株式会社ひらまつ総合研究所代表取締役。