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治療に必要な情報
(更新日2016年03月09日)

がんの治療

がんの治療法とは

 がんの治療法としては、主に、手術、放射線治療、薬物療法(抗がん剤治療)などがありますが、これらが単独で行われるだけでなく、がんの種類や進行度に応じて、様々な治療法を組み合わせた治療が行われる場合があります。これを集学的治療といいます。治療法の組み合わせによって、予想される副作用や治療期間も異なるため、担当医によく確認しておきましょう。がんの治療に伴う体の痛みや気持ちのつらさを和らげる「緩和ケア」も、がんと診断された時期から他の治療と同時に受けられ、また、療養の経過中を通じてどの時期からでも受けられます。症状に応じて、緩和ケアを受けるかどうか担当医と相談しましょう。

集学的治療イメージ図

 各がんについて詳しく知りたいときは

 それぞれのがんの診断や治療、また療養について、詳しく知りたいときは、国立がん研究センター がん対策情報センターが発行する「各種がんシリーズ」(35種)の冊子があります。

各種がんシリーズ


 この冊子は、がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターで入手・閲覧ができます。しかし、数に限りがあり、ご要望にお応えできない場合がありますので、事前に各がん相談支援センターへお問い合わせください。また、下記からダウンロードできます。

各種がんシリーズ(国立がん研究センターがん対策情報センター発行)
各種がんシリーズ|国立がん研究センターがん対策情報センター

まず、がんの状態を知ることから

 がんの大きさや性質、広がりを把握するために様々な検査が行われたあと、担当医から検査結果や診断について説明がありますが、その際、診断名と病期(ステージ)などについてはよく理解するようにしましょう。「担当医に質問する」、「担当医に検査結果などの記録物をもらう」、「自身でメモする」など工夫してみましょう。がんの状態を知ることは治療法を決める上で大切です。

それぞれの治療法のよい面と悪い面の確認を

 治療法を決めるに当たっては、あなたがその治療を受けた場合に、「どのような効果が期待できるのか」「どのような副作用や後遺症が、どのくらいの可能性で起こるのか」「再発の可能性は、どの程度なのか」などを担当医に確認します。
 複数の選択肢がある場合には、それぞれの治療法について、自分にとってよい面と悪い面を書き出してみると、問題点を整理できるでしょう。
 例えば、手術をすることで、体の機能や器官を部分的に損なう可能性がある場合には、手術ではなく放射線治療や薬物療法(抗がん剤治療)を受けたいと思うことがあるかもしれません。
 治療後の療養生活、定期的な通院や治療の予定まで視野に入れた上で、担当医をはじめとする医療関係者から情報を集め、納得した上であなたにとって最適な治療法を選ぶようにしましょう。自分一人で決めるのではなく、家族とよく相談するとよいでしょう。

担当医と相談しながら治療法を選択する

 担当医は、あなたの病気の進行度や状態に合わせて、最適と考えられる治療法や他の治療法を選択肢として提示し、説明します。説明を理解し、納得した上で、どの治療法を選ぶかを決めるのはあなたと家族です。わからないことがあれば理解できるまで担当医に質問したり、自分で調べたりすることが大切です。
 治療方針について別の医師の意見を聞きたいときには、セカンドオピニオンを参考にすることができます。
 中には、告知を受けた衝撃からまだ立ち直れないうちに治療法を選ぶように言われて混乱したり、どの治療法も怖く感じたりすることがあるかもしれません。そんなときは、家族や担当医、看護師、がん相談支援センターなどに、自分の気持ちを話してみるとよいでしょう。

先生に聞くときのコツ

 患者さんやご家族が十分に情報を収集し、十分に理解し、納得した上で治療方針を選択できることはとても大切です。
 しかし、患者さんやご家族からは、医師との面談の際に「何を質問して良いかわからない」などの声が多く聞かれます。
 国立がん研究センター東病院 臨床開発センター 精神腫瘍学開発部が発行した「重要な面接にのぞまれる患者さんとご家族へ―聞きたいことをきちんと聞くためにー」には、医師との面談の際に役立つ質問例が掲載されていますので、情報収集の際にお役立てください。

「重要な面接にのぞまれる患者さんとご家族へ ―聞きたいことをきちんと聞くためにー」「重要な面接にのぞまれる患者さんとご家族へ ―聞きたいことをきちんと聞くためにー」
(国立がん研究センター東病院 精神腫瘍学開発部 発行)
また、「重要な面接にのぞまれる患者さんとご家族へ ―聞きたいことをきちんと聞くためにー」(531KB)からダウンロードできます。

おすすめの参考書籍

がんになったら手にとるガイド 普及新版がんになったら手にとるガイド 普及新版
(国立がん研究センターがん対策情報センター編著)
がんと診断されたらまずはじめに読む本として、がん患者さんやその家族の方に活用していただきたい情報がまとめられています。書店で購入できます。また、独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター からダウンロードできます。

もしも、がんが再発したら[患者必携]本人と家族に伝えたいこともしも、がんが再発したら[患者必携]本人と家族に伝えたいこと
(国立がん研究センターがん対策情報センター編著)
がんの再発に対する不安や、再発に直面したときの支えとなる情報をまとめた冊子です。がんの再発という事態に直面しても「希望を持って生きる」助けとなりたいという願いを込めて、再発がんの体験者、がん専門医らとともに検討を重ねて作成されています。書店で購入できます。また、独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター からダウンロードできます。