COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは・・・

 COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、近年、増加の一途をたどっており、今後も増加し続けると予想されている病気です。日本では、喫煙によるものが約9割といわれ、別名「たばこ病」ともいわれています。たばこの煙をはじめ、「汚れた空気を長年吸い続けること」によって、肺の内部が破壊されたり、気管支が狭くなって、息苦しさ、特に息がはき出しにくいという症状が現れる病気です。ゆっくりと進行するため、気づく頃には手遅れになってしまうこともあるため、思い当たる症状のある人は特に注意が必要です。

COPD症状

 

奈良県におけるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の現状について

奈良県では、COPDが県民の死因第9位(平成25年人口動態統計)となっていますが、COPDの内容について知っている人は約14.3%にとどまっており、認知度の低い病気となっています。全国においても、推定患者数は約530万人いるといわれている病気(平成13年NICE Study)ですが、現在治療を受けているのは約22万人(平成23年患者調査)とほんの一部の人しか受診していない状況です。

COPD円グラフ患者調査

コメント