大台ヶ原ビジターセンター
吉野熊野国立公園を訪れた方々に大台ヶ原の利用方法やコースの説明、季節ごとの植物・動物、文化、天候などについて情報提供を行う。また、自然観察会などの自然教育活動を実施する拠点施設。大台ヶ原に関する展示も行っている。開館時間:午前9時~午後5時(冬季閉鎖期間:毎年11月下旬~翌年4月中旬)問い合わせ:07468-3-0312
日出ヶ岳
大台ヶ原の最高峰。展望台からは東に熊野灘が広がり、西には大峰山脈を遠望する360度の大パノラマが楽しめます。天気のよい早朝、運がよければ富士山を遠望することができます。
正木峠
広大な丘陵地に立ち枯れたトウヒが立ち並ぶ。かつて、この付近は林床が見事なコケにおおわれたトウヒ林が広がり、鬱蒼としていたが、1959年(昭和34年)の伊勢湾台風の影響により多くの木々が倒れた。その後、林床の乾燥化やニホンジカの食害等により現在の状態となった。環境省により森林の再生が進められている。
正木ヶ原
ミヤコザサの草地に立ち枯れた樹木が立ち並び、ニホンジカがよく出没する。正木ヶ原や牛石ヶ原などは山の上とは思えないなだらかな地形が広がる。これは数百万年前の隆起運動が起こる前の準平原の名残りと言われている。かつて隆起前の紀伊半島に広がっていた準平原は、このあたりの隆起とともに、はげしい侵食作用をうけ、北山川水系の東ノ川や宮川水系の大杉谷にみられる嵓や滝に代表される侵食地形に変貌したとされている。
牛石
今から約300年前、天台宗の丹誠上人が法力によってたくさんの妖怪変化をこの石に閉じ込めたところ、不思議なことに岩が牛の形になったという伝説がある。しかし、一本だたらという妖怪だけは封じ込まれるのをどうしても承知しなかったため、1年に1度だけ「果ての20日」(12月20日)に自由に出てくることを許された。以来「果ての20日に伯母峰を越すな、越せば一本だたらに生き血を吸われる」と里人に恐れられるようになった。上北山村では、この牛石をたたくと雨が降ると言い伝えられている
神武天皇像
神武天皇が九州からの東征の際に大台ヶ原を越えたとの伝説がある。牛石ヶ原の牛石と相対する木立のかたわらに神武天皇が腰掛けたと伝えられる御腰掛の石があり、そこに神武天皇像が建っている。像が持っている弓の先にとまっているのは八咫烏ではなく金鵄(金色のトビ)である。
大蛇嵓
大台ヶ原の人気NO.1スポット。嵓(くら・ぐら)は崖を表し、その名の通り断崖絶壁のパノラマが広がる。足下から約800m下に細く東ノ川が見え、北には西大台の森と西ノ滝・中ノ滝、西には大峰山系を望むことができる。
奈良県観光局観光戦略課 〒630-8501 奈良市登大路町30番地
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