大和郡山の魅力再発見~大和郡山の今昔を巡る~

  • 大和郡山の魅力再発見~大和郡山の今昔を巡る~
  •  特産品の金魚や寺社、伝説など様々な視点で大和郡山市の魅力に触れるルートです。はじめの見どころは、大和郡山市の名物である金魚を一年中無料で見ることのできる郡山金魚資料館。ルートを進んでいくと、本殿が県の指定文化財にも登録されている豊浦八幡神社や、「牛の宮伝説」が今なお語り継がれている牛の宮。そして最後に一番の見どころである慈光院。境内全体が1つの茶席として造られており、全国的に見てもとても貴重で趣深い場所です。
     様々な時代や、名所に触れて思いを巡らせながら、大和郡山の魅力に触れてみませんか。

郡山金魚資料館

郡山金魚資料館郡山金魚資料館

 泳ぐ金魚が展示されている金魚資料館です。公的な機関でなく、個人の運営で無料で開放されています。水槽や池には多くの金魚が泳ぎ、展示室には金魚に関する資料がたくさん展示されています。作業場では大きいビニール袋の中でたくさんの金魚が出荷を待っています。南側には金魚観音像があり、金魚に対する心遣いが温かく伝わってきます。
 周囲には金魚養殖池がたくさんあり、田園調の豊かな環境で金魚がゆったり泳ぎ、この辺りを散策する人々もゆったりとした気分になります。

豊浦八幡神社

豊浦八幡神社豊浦八幡神社

 祭神は誉田別命(ほむだわけのみこと)・三筒男命(みつつおのみこと)です。
 本殿は桁行2.7メートル、梁行0.9メートルの小さな社で見世棚造りの社殿2棟を1つの屋根に収めた3間社の流れ造りで珍しい社殿です。細部の絵模様や彫刻は極彩色の装飾で室町時代の作風です。県の指定文化財に登録されています。
今も地域住民の方が新嘗祭・祈年祭・夏祭り等の伝統行事を守っています。
 北東200メートルの所には「ヤンチャ狸のクロ」が住んでいたと伝わる素朴な地蔵堂があります。
いたずら好きの狸のクロが、日頃からかわいがってくれたやさしい村人達の恩に報いるため、得意の「化かし」で戦から村を守ったという昔話が伝わります。
 狸と村人の人情味ある話でほのぼのとした気分になります。

椿寿庵

椿寿庵

 茶花としても重宝されている椿は、古くは万葉集に登場しており、奈良にゆかりのある植物です。
 そんな椿を個人で育てているのが椿寿庵です。ビニールハウスを2棟備えており、その中で古典種から洋種・オリジナル種まで数にして約1000種、本数にして6000本もの椿を栽培しています。
 無料で解放されていますので、気軽に色とりどりの美しい椿を堪能することができます。

牛の宮

牛の宮

 伝説の森と呼ばれる小さな林の中に石碑が1つ立っており、伝説が今も語り継がれています。
 昔、働き者の少年が奉公を勤めあげる前に亡くなってしまいました。しかし、その残りの期間を牛が少年の代わりに働きました。けれども、牛もその後すぐに亡くなってしまいました。その後少年と牛の死を悲しんだ村人達は牛を葬り、その場所が「牛の宮」と伝えられています。

慈光院

慈光院慈光院慈光院

 本尊は釈迦如来坐像です。大和小泉藩2代目藩主片桐貞昌(石州)が父貞隆の菩提寺として建立しました。大和小泉城の北東部にあって見張り所の役を果たしていました。
 書院は史跡名勝指定を受け、庭園は築山・庭石・花・樹木等の枯山水で四季を通じて楽しめます。重要文化財の茶室・書院は石州流にふさわしい構造で、落ち着いた雰囲気を与えています。登り坂から入り静寂感豊かな雰囲気で楼門(茨木城から移築)をくぐり抜けると茅葺の建物と庭園に至ります。
 書院と庭園の一体感が素晴らしく、ここでゆっくりお茶をいただき、心静かに庭園を楽しむのも格別なものです。