藤ノ木古墳は、法隆寺の西約400メートルに位置し、昭和60(1985)年より発掘調査が行われ、石室内からは朱塗りの家形石棺とともに素晴らしい金銅製馬具類・金銅製冠・大刀などの副葬品が出土しました。また、石棺内は盗掘を受けず、埋葬当時のままでしたが、被葬者は現在も謎に包まれており、古代のロマン誘うところです。 2008(平成20)年、藤ノ木古墳の整備が完了しました。斑鳩文化財センターは、斑鳩町の文化財調査・研究及び情報発信の拠点として藤ノ木古墳から出土した代表的な副葬品のレプリカの展示や映像による解説などにより、藤ノ木古墳について解りやすく案内しています。