奈良養生訓

軽く考えないで!

受動喫煙

たばこの煙には喫煙者が吸う「主流煙」と、吐き出した「呼出煙(こしゅつえん)」、たばこから立ちのぼる「副流煙」があります。

「受動喫煙」とは、これらのたばこの煙を吸わされることを言います。
「少しなら大丈夫」と思っていませんか?
たばこの煙には200種類以上の有害物質が含まれています!
受動喫煙でも病気のリスクが高まることがわかっています

肺がん、喉頭がん、膀胱がん、乳がん、子宮頸(けい)がん
脳卒中、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
高血圧、糖尿病など
妊婦や子どもへの健康影響も報告されています
流産、早産
乳幼児突然死症候群
低体重出生
呼吸器感染症(肺炎・気管支炎など)
小児がん、身体発育や言語能力の低下
配慮しているつもりでも周囲の人もたばこの煙を吸っています!
ついたてで場所を分けた分煙や、換気扇空気清浄機では、有害物質を取り除くことはできません
たとえ一緒の空間にいなくても、衣服や毛髪に付いた煙や、たばこを吸った後の息にも有害物質は含まれています
大切な人を守るために
喫煙者必見!
禁煙に手遅れはありません!
長年喫煙していても、たばこをやめれば健康は取り戻せます。
禁煙支援協力薬局では、薬剤師が喫煙者本人に合った禁煙方法を一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。

5月31日は世界禁煙デー
世界禁煙デーは喫煙による健康リスクについて関心と理解を深める日です。
県と市町村が一緒に、禁煙の啓発キャンペーンを実施します。
禁煙相談やたばこの害・受動喫煙防止などさまざまな情報を県内各地で発信します。