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翌天武天皇9年(680年)、天武天皇は病に伏していた皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願し、薬師寺の建立を発願。(現在は本薬師寺跡と呼ばれ、薬師寺は平城遷都に伴い今の場所(奈良市)に移っている。)
天武天皇の崩御後は、持統天皇が継続し造営。最愛の夫を亡くし、深い悲しみの中で政務に就いていた。夫の遺志を受け継いだ持統天皇。持統天皇11年(697)、念願だった薬師如来が完成し、開眼供養が営まれた。皇后の病気平癒を願い夫の天武天皇が発願し建立された薬師寺の完成は、志半ばで亡くなった夫への最大の供養となった。
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写真提供 一般財団法人奈良県ビジターズビューロー
本薬師寺跡
薬師寺
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