ルート概要
朝廷が置かれた飛鳥から、離宮のあった吉野に向かうにはいくつかのルートがある。度重なる行幸の中でも、一番よく使われたといわれているのが、飛鳥から飛鳥川の源流へとさかのぼり、芋峠を越える、およそ15キロメートルのこのルートだ。石舞台をスタートして稲渕までは県道15号を行けばよいが、龍福寺に立ち寄るなら県道をそれて田舎道を進む。龍福寺の案内が出ているので見逃さないようにしよう。その後は県道に戻るが、芋峠までは山道を行く。山道では各所にある道標を頼りに歩く。さらに千股川沿いにある公園を抜けて南下すると、国道169号にぶつかる。国道169号を東に進んで妹背大橋を渡り、県道39号に入る。道なりに進んで橋を北岸に渡ると、左手に宮滝遺跡案内板がある。宮滝バス停を一度通り過ぎて少し進めば吉野歴史資料館がある。