ルート概要
天理から南に延びる山の辺の道には古墳が多く点在する。ハイキングコースとして整備されながらも、いにしえの人々が行き交ったこの道には古き良き趣が残る。JR柳本駅から静かな住宅街を抜け、まずは黒塚古墳へと向かう。隣の展示館では石室のレプリカを見学可能。ここから東へ進むと堂々たる風格の崇神(すじん)天皇陵が見えてくる。壕の周囲に巡らされた土手を歩いていくと田畑が広がる道に出る。途中には農作物の販売所があるので、果物を買って少し南にある景行(けいこう)天皇陵の脇道で休憩がてらいただくのもいい。さらに先の細道を進んでいくと、田の中に佇む茅原大墓(ちはらおおばか)古墳が目に入ってくる。いくつかの橋を越えて石畳の道を行くと、やがて舗装路に変わり大神(おおみわ)神社へと続く。大神神社から箸墓(はしはか)古墳までは、三輪明神参道口からバスに乗って箸中で下車しよう。