以下のデータは、主に人口動態統計及び2011~2015年の奈良県地域がん登録(集約データ)を集計したものである。がん患者の初回診断(登録)情報であり、複数の病院から届出があった場合は集約して情報を1つにしているため、病院の届出数とはイコールにならない。
主な死因別死亡率の推移(2019(令和元)年)
各年の死亡数に占める割合を示している。本県におけるがんによる死亡数は、昭和54(1979)年に脳血管疾患を上回り、死亡原因の第1位となり、それ以降も増加傾向をたどっています。令和元(2019)年では4,124人が、がんで死亡し、総死亡数に占めるがんによる死亡数の割合は28.1%(全国27.3%)となっている。
がんの年齢調整死亡率の推移(2019(令和元)年)
令和元(2019)年の75歳未満のがんの死亡率の推移を示している(人口10万対)。
がんの年齢調整死亡率(75歳未満、人口10万対)をみると、年々減少傾向にあり、令和元(2019)年では、63.9(全国70.0)となっており、平成18年以降、全国値を下回っている
主な部位別については、令和元年の全国との比較では、胃がん、肺がんは全国値を上回っているが、大腸がん、肝がん、乳がん、子宮がんは全国値を下回っている。
年齢階級別のがんによる死亡数(2019(令和元)年)
令和元(2019)年の死亡数の状況を年齢階級別に示している。がんによる死亡数(人口10万対)は、全国と同様に、30歳代以降、年齢が上がるにつれて増加している。また、総死亡数に占めるがんによる死亡の割合は、全国と比べて、男性については、60歳以降で高くなっている。また、女性については、全国と比べて40~44歳、65~69歳、80歳以降で高くなっている。
主な死因別死亡数(2019(令和元)年)
2019(令和元)年の死亡数に占める割合を死因ごとに示している。
がん種別死亡数(2019(令和元)年)
2019(令和元)年のがん種別の死亡数を示している。
がん種別死亡数(2011-2015(平成23-27)年)
2011~2015年の5年間の、がん種別の死亡数を示している。