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  • 2025.02.06

    幼児向けアートプログラム「ヴァイオリン体験会 みんなでヴァイオリン」

    就学前の音楽体験がミエリネーション(神経等の発達を促すこと)に大きな影響を及ぼすといわれていることから、子どもたちの個々の感性と表現能力をはぐくむため、当村では「音」を楽しみ「楽器」に触れることができる「幼児向けヴァイオリン体験講座」を令和4年度から実施しています。

     

    今年度は、これまでの連続講座のように5回の講座で練習を重ね、課題曲に挑戦する形ではなく「体験会」として、体験時間は約40分、3歳から6歳の未就学児を対象に事前申込制で定員10名、当日はどなたでも観覧自由という形で夏と秋に体験会を開催しました。

     

     

    ヴァイオリンをケースから出すことから始まり、持ち方・弓の使い方などを教わります。

    片手に弓、もう一方の手でヴァイオリンを持ち、顎と肩にヴァイオリンを挟んで支える姿勢は大人が思っている以上に難しく、講師の姿を見ながら真似をしていました。

     

    次に、課題曲「エトピリカ」の「レ」と「ラ」の音を出す練習をしました。

    弓を弦のどこに当てれば綺麗な音が出るのか、どのくらいの力で弾くのか、音や手に伝わる振動を感じながら確かめるように練習を重ねていました。

    その後、課題曲を講師がヴァイオリンで弾いてみせると一気に子どもたちの目が輝きました。

    一人ずつ前に出て演奏する際には、他の子の演奏を見て「僕も弾きたい!」「私も」と、積極的に演奏しようとする姿が増えていきました。

     

     

    また、演奏を聴いて自然と体を揺らしたり、ステップを踏んでみたり、全身で音楽を感じている姿に「体も動いちゃうよね」と講師も笑顔で見守っていました。

    難しさを感じ、悔し涙を流す姿もありましたが、講師から「心が感動する経験が大事。今、上手くできなくても、もしかしたら音楽に関わる仕事に就いているかもしれません。そうではなくても、この経験をして何かを感じることが大切なんです。」という言葉に、保護者も安心した表情を浮かべ、子どもたちを温かく見守る姿が印象的でした。

     

    短い体験でしたが、美しいヴァイオリンの音色やみんなの前で弾く経験はそれまでにはない新しいものとして、心に響いたのではないでしょうか。

     

    今年もヴァイオリンに触れるイベントを企画しています。

    詳細は随時、文化村HPに掲載いたしますので、お楽しみに。

     

     

     





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