2023年12月16日(土)ヴァイオリン連続講座の成果発表会を開催しました。
当村では、就学前の音楽体験がミエリネーション(神経等の発達を促すこと)に大きな影響を及ぼすといわれています。「音」を楽しむことを通じて、子どもたちの個々の感性と表現能力をはぐくむ取り組みとして、当村では幼児向けヴァイオリン体験講座を令和4年度から実施しています。
連続講座5回の練習を経て、臨んだ成果発表会。
当日は天理中学校弦楽部との共演があり、練習時間には中学生のみなさんが
一人ずつ子どもたちに付き添って、教えてくれました。
「緊張するなあ」「ドキドキしてきた」と本番前は少し硬い表情の子どもたち。
「ここにいる中学生のお兄さん、お姉さんはみんなの仲間だから」と講師の安野英之さんと上田真紀郎さんからの励ましもあり、次第にステージ上の子どもたちの表情も和らいでいきました。
本番では、全員が積極的にステージに上がり、堂々とした演奏を披露しました。
その姿に保護者のみなさんもホッとした表情。
「みんなに聴いてもらって嬉しかった」「楽しかった」「難しかったけど楽しかった」
と話す子どもたちの表情は、自信に満ち溢れていました。
成果発表会後は、第2部として天理中学校弦楽部によるミニコンサートを開催。
間近で見る迫力のある演奏に、子どもたちも最後まで目を輝かせて聴いていました。
難しかった、緊張したけれど最後まで頑張ることができたという体験。
修了後、保護者の方からは、「きれいな音を出せる楽しみを知り、ヴァイオリンが大好きになり、クラシック音楽にも興味を持つようになりました。人前で演奏することで自信がついたのか、とても積極的になってきました」
「思うようにできない悔しさや、教えてもらうことでできる喜びを経験し満足しています」という感想をいただきました。
今回感じたことが10年後、20年後子どもたちを支える力になることを信じています。
今年度もヴァイオリンに触れるベントを企画しています。
詳細は随時、文化村HPに掲載いたしますので、お楽しみに。