2024年2月10日(土)に、現在開催中の令和5年度地域連携展「山辺の古墳文化 大和古墳群と柳本古墳群」の関連講座として、現地講座「大和古墳群・柳本古墳群を歩く」を開催しました。文化村から目的地の黒塚古墳展示館まで歩きながら、考古学の専門家が古墳の解説を行いました。
当日は時折日差しが届きながらも気温が低い状況でしたが、参加された皆さんはめげずに歩かれ、随所での解説を熱心に聞いてくださいました。解説のたびにするどい質問が投げかけられ、スタッフを含む全員で大和古墳群と柳本古墳群に関する知見を深めていました。
コースの終盤では櫛山古墳の上に実際に上り、現在まで残る段築と主体部、東端部の造出を観察する機会があり、皆さん興味深そうに頂上から覗いておられました。
今回、文化村主催としては初めての試みとなる現地講座でしたが、ご参加いただいた皆さんからは「丁寧に詳しい説明をしてくれてありがたかった」「次は石室の中にも入ってみたい」と次回開催に向けて非常に励みになるお言葉を多くいただきました。本当にありがとうございました!
なお、展示は3月3日まで開催しています。天理市を代表する古墳時代前期随一の超大型古墳群、大和古墳群と柳本古墳群に興味のある方は是非、文化財修復・展示棟地下一階までお越し下さい。