アートに興味がある方、高齢者・認知症患者のご家族・介護者、何かを始めたい、挑戦したいと思っている方へ
文化村アートコミュニケーション
講演会とトークセッション
アートが人の心にもたらすもの
なら歴史芸術文化村は、アートを通してコミュニケーションを育み、文化村と人、人と人、人と社会をつなぎ、アートによって心が豊かになることを広げていきたいと考えています。今回はお二人の講師の方に講演をお願いし、終了後は参加者ともに交流し対話を行います。
○講演「アートコミュニケーターになってみませんか」
伊藤達矢氏(東京藝術大学社会連携センター教授)
アートを通したつなぎ手の役割を担うのがアートコミュニケーターで、文化村はその養成を進めています。2011年より東京藝術大学×東京都美術館のアートコミュニケーター[とびらー]の育成の企画運営に携わり、この分野を牽引している伊藤達矢さん(東京藝術大学社会連携センター教授)に、アートコミュニケーターの魅力についてお話しいただきます。
(プロフィール)
アートプロジェクトのディレクションなど多様な文化プログラムの企画立案に携わる。特に、2011年より東京藝術大学と東京都美術館の連携によるアートを介してコミュニティを育む取り組み「とびらプロジェクト」の企画運営や2023年「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」のプロジェクトリーダーを務めるなど多くの事業を手掛ける。
○講演「アートリップ しあわせになるアート鑑賞~認知症患者とその家族へのアプローチ」
林容子氏(一般社団法人アーツアライブ代表理事)
〈アートをケアに活かす〉
感じたことを気軽に話しあう作品鑑賞法が、高齢者や認知症患者に好影響をもたらすことが報告されています。今回の講演会では、美術館や高齢者施設で実践されている林容子さん(一般社団法人アーツアライブ代表理事)をお招きし、映像で事例紹介いただきます。
(プロフィール)
コロンビア大学大学院にて芸術経営学で日本人初のMFA(芸術学修士)を取得。キュレーターとして国内外のアートプロジェクトの企画運営に携わったのち、一般社団法人アーツアライブを立ち上げ、認知症当事者を含む高齢者などを対象としたアートプログラムや、ビジネスパーソンのためのアートを活用した企業研修を行っている。
〈スケジュール〉
13:00~ 開催挨拶
1時間程度 講演 伊藤達矢氏「アートコミュニケーターになってみませんか」
1時間半程度 講演 林容子氏「アートリップ しあわせになるアート鑑賞~認知症患者やその家族へのアプローチ」
16:00~ 質疑応答、講演者と参加者によるトークセッション
○文化村では、アートコミュニケーター養成の一環として、対話による作品鑑賞の進行役であるファシリテーターの育成を進めます。ご興味のある方は、今回の講演会にもぜひご参加ください。