今日も朝から肌寒い一日です。それでも風が穏やかなので、ここ数日ほどの冷え込みは感じないように思います。
今日の写真は、東大寺の北西にある大仏池周辺の写真です。広い池の向こうに東大寺大仏殿が覗く景色は、季節毎に移り変わる木々や雲を感じることができ、いつ見ても美しいものです。
大仏池から少し歩いたところに、光明皇后が詠んだ和歌の歌碑があります。
「わが背子と 二人見ませば 幾許か この降る雪の うれしからまし」
東大寺大仏の造立を発願した聖武天皇の皇后である光明皇后が、夫である聖武天皇のことを想って詠んだ歌です。国を想い、奈良を想い、お互いを想った2人によって、この地の基礎はつくられています。