- サザンカの花
- サザンカとイロハモミジ
- これは白
- 花びらは一枚ずつ落ちている
- サザンカの葉はツバキより小さい
- ツバキの葉は大きくて厚くてテカテカ光る
紅葉も終わりに近づき、これから奈良公園も冬枯れの時期を迎えようとしています。そんな時期に控えめではありますが存在感のある花を咲かせてくれる木にサザンカがあります。サザンカはツバキ科の植物で、花も葉もツバキととてもよく似ています。
見分け方はサザンカの花びらは1枚ずつ散りますがツバキは花ごと一輪で散ります。サザンカの花はびろんと開くのですが、ツバキの花は開き切りません。サザンカの葉はツバキより少し小さくて鋸歯(葉の周りのギザギザ)が大きて目立ちます。一方、ツバキの葉は分厚くてテカテカとよく光り、鋸歯は浅いです。そしてこれは少しマニアックですが、サザンカの葉の裏の主脈の表面には、とても小さな毛が生えています。ここまで見分ければよく似た両者の識別もバッチリです。ただし園芸品種が多いのでこれらは例外が多いです。
花のない時期に咲くサザンカを見つけると心がほっと和みますね。写真は瑜伽山園地のものです。