奈良公園のシカとの接し方 | How to treat the deer in Nara
Park
奈良のシカは人に慣れていますが、野生動物です。
いつどんな行動をおこすかわかりませんので、注意して接するようにしましょう。
以下のことについて注意して、シカさんに接しましょう。
ケガに注意!
野生動物ですので、時として攻撃することがあります。シカに突進される・角で突かれる・噛み付かれる・蹴られる等してケガをすることがありますので、不用意にシカに触れたり子どもだけでシカに近寄ったりしないでください。
また、春は出産後のメスジカが我が子を守るため、秋はオスジカが発情期に入るため、気が荒くなっていて人に襲いかかることもありますので、特に注意が必要です。
鹿せんべい以外のものを与えない!
奈良公園では、シカにエサを与えることを禁止しています(鹿せんべいは例外です)。奈良公園のシカは野生動物であり、公園内に生えている植物(シバ、葉っぱ、ドングリなど)を主食とし、それらを自力で食べて生きています。
鹿せんべいはシカの大好物のおやつですが、それ以外の食べ物(お菓子、パン、野菜、残飯など)を与えるとシカが病気になったり、事故につながったりするおそれがあります。絶対に鹿せんべい以外の食べ物を与えないでください。
鹿せんべいは、江戸時代から始まった「奈良のシカ」と人とのふれあいに欠かせないものであり、歴史的背景をもつ文化です。
鹿せんべいは、シカにとって安全に作られたおやつであり、その売り上げの一部がシカ保護の費用に充てられていることから、保護と観光振興の観点から例外として認めています。
犬の散歩注意!
シカは臆病な動物で、犬はシカの天敵です。
犬に驚いて走り出し、人身事故や交通事故の原因になる場合があります。
また、身を守るために犬に襲いかかることもあります。奈良公園内を散歩するときは、必ずリードをつけ、犬をシカに近づけないでください。
手荷物に注意!
人が手に持っているビニール袋や地図・パンフレットなどを食べてしまうことがあります。シカに近寄るときは手荷物を取られないよう注意しましょう。
また、カバンを角に引っかけてしまうこともありますので、シカにとられないようしっかり持ちましょう。
ゴミを捨てない!
シカが誤って食べてしまい、死んでしまう被害が出ています。絶対に捨てないでください。※奈良公園内にはゴミ箱はありません。必ずご自身でお持ち帰りください。
シカを大切に!
シカは、国の天然記念物です。たたいたり、追いかけたりしないでください。
事故多発注意チラシ 日本語(表)
事故多発注意チラシ 日本語(裏)
シカえさやりSTOPチラシ(表)
シカえさやりSTOPチラシ(裏)
鹿せんべいの与え方