奈良県の歴史文化資源を代表する「記紀・万葉集」や、「聖徳太子」に本県の子ども達が親しみを感じ、歴史文化資源への関心を持つきっかけとすることを目的に、参加体験型の講演会として「記紀・万葉こども塾」を平成27年度から開催しています。 令和3年度は宇陀市立菟田野小学校、桜井市立初瀬小学校において、開催いたしました。 開会後、『日本書紀』についてのお話をしました。『日本書紀』には、奈良県で起こった出来事がたくさん書かれています。特に宇陀市、桜井市にはいくつもの『日本書紀』のゆかり地が存在します。そういったことを知り、歴史を身近に感じてもらうことで、歴史に興味を持っていただきたいという思いで語りかけました。こどもたちは熱心に耳を傾けていました。 お話の後、古事記かるた大会では、かるた遊びを通じて古事記について学びました。その後、日本書紀すごろく大会を開催。聖徳太子の一生をテーマにしたジャンボすごろくで、自らがすごろくのコマとなってマップの上に立ちながら、冠位十二階や憲法十七条などを学びました。 最後に記念写真を撮って閉会しました。 終了後に実施したアンケートでは、「古事記かるたや聖徳太子すごろくなど、分かりやすく、楽しみながら参加できたので、歴史って本当に面白いと思えた」「奈良県がすごい歴史のある所なんだと知ることができた」「奈良の歴史をもっと学びたい」などの感想をいただきました。 奈良県の歴史に興味を持つきっかけになり、『日本書紀』や古代の歴史を身近に感じていただけた1日になったのではないかと思います。
【対象】小学校6年生(22名)
日本書紀のおはなし
古事記かるた大会
聖徳太子すごろく
記念撮影
【対象】小学校6年生(16名)