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大西 健太郎 成果発表公演 12/11公演
ダンスパフォーマンス公演 手レよむダンス
霧、こんとんとたって
踊り 大西 健太郎
ダンサーの大西健太郎によるライブパフォーマンス「手レよむダンス」の新作公演を、なら歴史芸術文化村と天理本通り商店街の路上の2会場で開催します。「手レよむダンス」は、大西が手話をもとにした詩の朗読表現「サインポエム」から着想を得て、手の表情や動きを介し、言葉の領域ではアクセスできない世界とつながり、もっと遠い時空間と交信をしようと試みる行為です。
大西は約2カ月半にわたる文化村での滞在制作のなかで、奈良の「時間」「風景」「食」「作業」をモチーフにして、さまざまな場所や人々を訪ね、踊りの譜面となる「手レ譜(てれふ)」を墨で吉野の手漉き和紙に描き続けてきました。これらの「手レ譜」に描かれた線や形が手でなぞられ、踊りへと展開されてゆくパフォーマンスを目にするとき、言葉としての意味が生じる手前の、分かちがたく渾沌とした景色のなかに、私たちは何を感じとるのでしょうか。