文化財修復・展示棟の展示室では開村記念特別展「やまのべの文化財」を開催中ですが、次回展示の準備も進めております!
4月29日から開催する企画展「観音のいます地 三輪と初瀬」をご紹介します。
奈良県桜井市にある三輪と初瀬は、大和の信仰の要地でした。
その周辺に残る十一面観音菩薩像を紹介する展示です。
十一面観音菩薩は、疫病や災難を取り除き、暮らしを幸せにしてくれる仏として信仰されてきました。
長谷寺で最も古い十一面観音像や、平等寺の秘仏本尊、聖林寺十一面観音像の忠実な模刻像などが一堂に会します。
今回出陳する仏像のなかには初めて展示で紹介される像もあります。
会期中には長谷寺のお坊さんによる講演、聖林寺ご住職のトークセッション、こども仏像講座などのイベントも開催します(お申し込み方法は近日中にお知らせいたします)。
新緑の季節、文化村で展示を見ていただき、三輪と初瀬の地へお出かけされてはいかがでしょうか?
皆さまのお越しをお待ちしております!
安楽寺から望む初瀬の山々
【展示概要】
第1回企画展「観音のいます地 三輪と初瀬」
会期:令和4年4月29日(金・祝)~6月19日(日)
会場:なら歴史芸術文化村 文化財修復・展示棟B1階 展示室
主催:なら歴史芸術文化村
協力:東京藝術大学、奈良県立大学、桜井市
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)、月曜日休館