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2021.10.13
先週、視察で奈良県川上村と吉野国栖(くず)へ行ってきました!
■匠の聚(川上村) 文化村でもアーティスト・イン・レジデンスプログラムを行いますが、川上村には20年以上前から「匠の聚(たくみのむら)」という芸術家村があります。川上村の内外から、多様な分野の芸術家が集い、そこに住み、創作活動を行っています。 「匠の聚」には一般向けの宿泊棟もあり、各部屋には在住アーティストの作品を展示したり、食器を使用できるなど、滞在中に作品に触れることもできます。 また、陶芸体験や、絶景を望むカフェなど、ふらりと訪れても楽しめる場所です。(カフェの名物は、ダムカレー!) ギャラリーではこの時、在住する陶芸作家の、鈴木雄一郎氏・鈴木智子氏による展示「暮らしの作用」を開催していました。暮らしに寄り添う陶器のうつわを、調度品や植物と共に見せることで、情景を想像させる空間となっていました。 (会期:9月25日~10月7日)
■福西和紙本舗(吉野国栖) 文化財修復にも使用される、伝統的な和紙漉き技術を継承する、福西和紙本舗さんにお邪魔し、作業の様子も見学させていただきました。 黙々と、無駄のない動きで作業される姿に、思わず見入ってしまいます。 このように大きな和紙を漉くには、高い技術が必要だそうです。 和紙を乾かすこちらの板は、約10kg。2時間ほどで乾くので、出し入れだけでもなかなかの重労働です。 紙漉きは冷たい水の方が上手くできるそう。これから冬に向けて、忙しくなりそうです。 福西和紙本舗さんの技術については、本ウェブサイトの別ページで詳しく紹介しています。 ぜひこちらもご覧ください。 https://www3.pref.nara.jp/bunkamura/washi/
川上村役場へも立ち寄り、栗山村長にお話を伺いました。 「匠の聚」をはじめ、川上村ではたくさんの作り手が日々創作に励んでいるとのこと。 文化村との連携も前向きに検討してくださっています。今後の展開にも、ご期待ください!