奈良県は近畿有数のいちご産地です。

中でも天理市のいちご耕作面積は

県内一の広

交流にぎわい棟の直売所

「文化村にぎわい市場」

では農家が収穫したばかりの

新鮮ないちごを販売しています。

にぎわい市場では、ほどよい酸味とジューシーさが魅力の『アスカルビー』、甘みと酸味が強く濃厚な味わいの『古都華』、ひときわ大粒でさっぱりとした甘味の『珠姫』など、さまざまな品種のいちごが販売されています。これらは天理市周辺のいちご農家が収穫直後に搬入したもの、まさに摘みたてのぜいたくさです。

甘味と酸味のバランスが良い『奈乃華』と酸度が高くすっきりした甘さの『ならあかり』は、いずれも古都華から生まれた新品種。色や形も少しつ違った姿のいちごが並ぶ売り場は本当に鮮やかです。

2月23日~25日は「天理のいちごフェア」が開かれ、たくさんのお客様でにぎわいました。ちごの販売はもちろん、交流にぎわい棟で営業中のレストラン&CAFEまるかつでは限定スイーツを提供。そして、いちごにまつわるセミナーや料理室では、美味しいものをいただきながら、いちごにまつわる新たな発見をする、まさに「知る」を楽しむ体験で、参加者のみなさんに喜んでいただくことができました。

23日はフードコーディネーターの松田弘子さん(天理市)を講師に迎え、「いちごの魅力とふしぎ」セミナーを実施。松田さんが焼いた、いちごのパウンドケーキを食べながら、「苺(いちご)という漢字の由来は、ランナーと呼ばれる茎が地面をはうように伸びて株を増やし、どんどん子孫を生み出すいちごの特性が、お母さんのイメージにつながることから」「いちごは水分を嫌うので必ず食べる直前に洗うこと」など、いろいろなお話を聞きました。松田さんは25日のチーズケーキ教室も担当。子どもや男性も交えた参加者とアスカルビーのチーズケーキなどを作りました。

いちごと中華の出合いで生まれた、新しい味。

24日は「点心カフェ花水土香(はなみづか)」をひらく、いちご農家の成田剛さん、麻岐さん夫妻(高取町)による料理教室で「中華風餡入りいちご白玉」を作りました。バラの香りの温かいシロップの中に細かく刻んだいちごや白玉を入れたレシピは好評で、参加者からは「いちごは冷やして食べるイメージだったのでとても新鮮だった」「ふわふわの白玉もすごく美味しかった」などの感想が聞かれました。

毎年クリスマス前から始まる天理のいちごの旬。

終わりの時期は年によって変わりますが、今年はゴールデンウィークごろまで摘みたていちごが楽しめる見込みです。

※入荷見込みは天候などにより変わることがあります。

また、個々の生産者からの入荷時間はその日の状況などによって変わるため、

売り場に全品種がそろっていない時間帯もあります。