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キャリア別職員インタビュー
こどもを育てながら様々な仕事に挑戦。周りの人たちに支えられ成長できた充実の県庁人生でした。
職位観光局長
採用年度昭和61年度
県庁生活の半分は、医療や高齢者・障害者・児童等の福祉分野の業務に携わりました。県民の生活に直接関わる仕事で重責感はありますが、仕事をやり遂げた時にはやりがいを感じました。一方で、行政改革や地方分権等の業務、エネルギー政策といった新たな県政課題への取組や、国民文化祭・全国障害者芸術文化祭の開催、新たな文化芸術施設の創設、観光行政など、幅広い分野の業務にも携わり、様々な分野の人々と出会い、多くのことを経験し学ぶことができました。
担当した業務は、どれも我が子のように思い入れがあり、それぞれエピソードが思い浮かんできます。医療・福祉分野の業務では、関係者や市町村の方々と、議論を重ね課題解決策を模索する中で、お互いの立場や考えを理解しました。国民文化祭と全国障害者芸術文化祭を全国で初めて一体開催するなど前例のない業務では、皆で知恵を出し合い四苦八苦しながら進めましたが、やり終えた時は達成感とともに、自分自身の成長を感じました。
仕事をしながら5人のこどもを育てました。3人目までは育児休業制度がなかったので、出産休暇(産前産後16週間)明けは、睡魔や疲労感と戦いながら仕事をしていました。4人目からは育児休業制度が整備され、体力的にも精神的にも余裕を持って子育てすることができました。育児休業中は、上の子達にもゆっくりと関わることができ、充実した時間を過ごすことができました。
私が入庁した昭和61年は、男女雇用機会均等法が施行された年でした。女性職員も多くない中、出張先等で「女性の担当者は初めて」と言われることもありましたし、女性管理職も数える程だったと思います。今は、職員の半数が女性という部署もあり、部局長や次長・課長などの女性管理職も増えて、珍しがられることも少ないと思います。社会全体の認識も変わってきたと感じます。
仕事と子育てに追われ、アッという間に過ぎた37年間でした。仕事がうまく進まず悩む日々もありましたが、周りの人々に支えられ、一つ一つ困難を乗り越えることで、自分も人として成長できたと思います。様々なことにチャレンジできた、充実した楽しい県庁人生でした。
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