キャリア別職員インタビュー

Staff Interviews by Career
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1年目から県政の政策推進や諸課題を
解決するための事業を担当します

所属文化・教育・くらし創造部 文化資源活用課

採用年度平成29年度

どのような業務を担当されていますか?

主に、「なら記紀・万葉プロジェクト」事業の担当として、各種歴史イベントや「名所図会」の制作、奈良県内周遊企画等を担当しています。このプロジェクトでは、歴史文化資源を多角的に活用し、ストーリー性を重視した歴史へのアプローチにより、国内外の多くの方々に歴史を追体験してもらうことを目指しています。
大学時代に考古学を専攻し、就職時に志望していた文化財、文化資源に関わる業務を担当することができています。

「奈良県職員」を志望した理由を教えてください。

自分の人生の大部分の時間を費やすならば、自分が生まれ育ち、小さいころから興味を持っている「歴史・文化財」という環境を守り継いでくれた奈良県に貢献したいと思ったからです。

奈良県職員としてやりがいを感じるのはどのようなところですか?

奈良県庁の業務は多岐にわたりますが、現在勤務する所属だけでも、専門職員では考古学、美術工芸専門の学芸員、行政職では県庁内様々な部署の経験者、民間企業の勤務経験者、大学卒業後すぐに入庁した人など、様々な経験、スキルを持った職員が在籍しています。色々な人とともに、互いの経験や専門性を活かして、困難な課題を解決し、業務を推進していくことに、非常にやりがいを感じています。

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「若手の活躍」を実感する瞬間はいつですか?

1年目から、重要度は様々ですが、県政の政策推進や諸課題を解決するための事業をメインとして担当します。
県立文化施設にキャッシュレスシステムを導入する業務を担当した際には、国・県関係法令等に則った会計マニュアルの策定や整備運用する施設との調整等を担当しました。自分の業務が県民の生活に直結するという緊張感の中、上司や先輩職員に助けられながら、多くの課題解決に挑戦し、無事業務を遂行することができたとき達成感を感じました。
また、入庁2年目に被災地派遣で、避難所での保健師活動を支援するロジ(業務調整員)として活動した際には、刻一刻と変化する状況の中、限られた時間の中で最大限の活動を行うため、特に情報収集・共有に必要なモバイル環境の整備等を行いました。その際は、「若手」など関係なく「奈良県職員」の代表として、その場で起こる課題を把握し、迅速に対処することが求められました。限られた期間での活動でしたが、被災地支援への貢献を実感できました。

奈良県の課題に対して、これまでに挑戦してきたこと、それにより達成したことを教えてください。

令和3年度、県立文化施設にキャッシュレスシステムを導入する業務を担当しました。
コンビニを含む多くの民間施設や近くの国立文化施設がキャッシュレスシステムを導入していました。当時現金のみが使用可能であった県立文化施設にシステムを導入することにより、来訪者の利便性向上を目指しました。なお、実施にあたっては県立文化施設へのシステム導入に国(文化庁)の補助金を活用しました。
利用者から直接「現金」を「歳入」として頂戴する県立施設へのキャッシュレスシステム導入は、奈良県として初の事例であったことから、関係部署と綿密に調整、議論を重ね、国・県関係法令等に則った指定の手続やマニュアル等の整備を進めていくことができました。

上記の結果、県立文化施設においてキャッシュレスシステムを導入することができました。今後の展開として、他の現金のみが使用可能の県立施設での導入の参考事例となるとともに、キャッシュレス導入済みの他施設や社寺等と連携し、周遊する来訪者の利便性向上に寄与すると考えています。

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今後の目標・やりたいことは何ですか?

今後は、業務で必要な制度、関連法令などの理解を深めるとともに、組織内外の色々な人の考えを聞いたり、一緒に仕事したりすることで多くの経験や新たな視点の発見に努めて、自分自身を成長させることにより、様々な困難がふりかかっても対処できるような職員になりたいです。 特に、希望する文化財、文化資源に関わる業務において、さらに経験を積むことにより、行政職の立場から、奈良県内の文化財を守る人たち、活用する人たちの立場に寄り添い、役に立つ存在になりたいです。

これから受験を考える方へ

MESSAGE

正直、奈良県は課題を多く抱える自治体だと思います。ただそれは、これから良くなる「伸びしろ」がたくさんあるということでもあります。
県民の方々の生活力向上のため、様々な経験やスキルを持った職員が互いの経験や専門性を活かしてチームで課題を解決する。そういった経験を一緒にしてみませんか?
ぜひ、奈良県庁の仕事にチャレンジしましょう。