古事記のまつり 平成31年1月12日(土) 会場・奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~
「第6回 古事記のまつり」では、『古事記』の中の一節を、お好きなスタイルで自由に詠んでいただく「古事記朗唱大会」と、『古事記』の名場面を紹介したかるたを使った「こども古事記かるた大会」の2つの大会を開催しました。島根県松江市の佐太神社で古くから執り行われる「佐陀神能」も上演いただきました。
会場・奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~ 能楽ホール 開演14時00分/終演17時00分
朗唱大会は、朗誦家の大小田さくら子さんによる見事な朗唱で幕開けました。 「あめつちのはじめ」のご披露に続けて、古事記朗唱のための「あおうえい発声法」のご指導があり、会場内全員で声を出しました。ご来場のお客様の声が響き合い、会場が一体となりました。 発声に続いて、大会の開会にあたり、村田副知事が主催者挨拶を行いました。
その後、『古事記』にゆかりのある県内4市町長により、「古事記の成立」が朗唱され、朗唱大会を盛り上げていただきました。
その後、県内外からお集まりいただいた一般参加者29組による参加者朗唱が行われました。 音楽や寸劇などそれぞれに趣向を凝らして『古事記』を表現。短い持ち時間の中で、非常に見ごたえのあるパフォーマンスが繰り広げられました。
「古事記朗唱大会」では、人気のある朗唱者を決定するファン投票を行いました。 たくさんのご投票ありがとうございました。
※有効投票数204票
西大和保育園
ハウオリーズ・マサコアケタ・フラスタジオ
インド舞踊アトリエ ナーチェナーチェ
会場・奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~ レセプションホール 開会12時00分/終了17時00分
リズム感ある文言と親しみやすいイラストで『古事記』の名場面を楽しめる「なら記紀・万葉 古事記かるた」を使用した、小学生対象のかるた大会です。
今年度から募集人数を3倍に増やして開催しました。県内外から抽選で選ばれた128人の小学生が出場し、低学年・中学年・高学年のグループ別に2人1組(もしくは3人1組)となって対戦。天平衣装に身を包んだ奈良女子大学放送局の皆さんに、司会と読み手を務めていただきました。予選3回の対戦により獲得した合計枚数で、低学年・中学年・高学年の各部上位4名が決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントを勝ち抜いた各部上位4名(優勝1名、準優勝1名、3位2名)に記念カップが授与され、せんとくんも駆けつけて勝利をお祝いしました。かるた遊びを通じて、多くのこども達が『古事記』に親しみました。
会場・奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~ 能楽ホール 一部「日本武」 開演13時00分/終演13時30分 二部「八重垣」開演17時15分/終演17時55分
島根県松江市の佐太神社で執り行われる「佐陀神能」の特別上演がありました。 「佐陀神能」とは、佐太神社の「御座替祭」にあわせて執り行われる「七座神事」「式三番」「神能」の三つの神事舞を総称したものです。この形式での神事舞は古くから行われており、多くの里神楽に影響を与えたと言われています。 また、神社の祭事に能形式の神楽を奉納するのは全国的に類を見ないものであり、その形式は芸能史的に高い価値をもつものです。昭和51年5月に国の重要無形民俗文化財に指定、平成23年11月にはユネスコの無形文化遺産リストに登録されています。
『古事記』や『日本書紀』にも登場する、神武東征と八岐大蛇の場面を、ひと味違ったストーリー演出で舞われました。
「日本武」
「八重垣」