金剛山寺の別称で、一般に「矢田寺」または「矢田の地蔵さん」と呼ばれています。建立当初(白鳳年間)は、十一面観世音菩薩と吉祥天女を本尊としていましたが、平安初期、満米上人(満慶)が地蔵菩薩を本尊として以来、わが国の地蔵信仰の発祥地として栄えてきました。なかでも、自家製の味噌を口元に塗ると味が良くなるとされる「味噌なめ地蔵」(鎌倉時代末期)は有名です。6月から7月にかけて、境内には約60種10,000株のアジサイの花が咲き乱れ、別名「あじさい寺」ともいわれます。
◆拝観時間:08:30~17:00
※6月上旬~7月上旬のみ有料 大人500円、小学生200円(団体割引の設定なし)
障害者割引:障害者手帳の提示により、有料期間中も無料(本人のみ)
【住所】 奈良県大和郡山市矢田町3506
【TEL】 0743-53-1445