なら歴史芸術文化村では、年齢や障がいの有無にかかわらず、だれもがアートに親しむきっかけや芸術文化活動に参加しやすい環境を提供し、アートの楽しみを発見することや、自己表現ができる機会を創出するため、「だれもがみんなアーティスト!」ワークショップを2022年度から開催しています。
2025年度も、様々なアート体験を提供するために、三つのワークショップを開催しました。
●工作ワークショップ「段ボールや廃材で未来のまちをつくろう!」
一つ目は、工作ワークショップ「段ボールや廃材で未来のまちをつくろう!」です。
ひまわりの家「HIMAWARI美術部」の皆さんを講師に、廃材などをうまく使って、私たちの未来にあってほしいもの、建物や乗り物、自然、生き物などの作品を制作しました。そして、参加者のできあがった作品をならべて未来のまちを出現させました。作品の大きさのアンバランスが未来のまちを連想させてくれます。

●ダンスワークショップ「カラダと仲良し、ダンスで遊ぼう!」
二つ目は、「カラダと仲良し、ダンスで遊ぼう!」です。
このワークショップでは、不思議で愉快な作風と、緻密な身体操作が持ち味のダンスカンパニー・セレノグラフィカのお二人と一緒に、
ダンスでカラダをほぐしたり、ゲームをしたり、たくさん遊んで仲良くなって、ダンスパフォーマンス「ビンゴ・ドミンゴ・グーグーグ
ー」をつくりました。できあがったダンスをステージにいるかのようにみんなで踊り、お互いに感想を交換しました。どんな時も一緒に
いてくれる自分のカラダ。どんなふうに動くとウキウキするの?どんなふうに動くとドキドキするの?カラダはとても正直で、カラダが
はずむとキモチもはずむ。両方はずむのがダンスなんだ!ということを皆さん体感していました。

●みん芸きらめき祭「自分だけのオリジナルのお面をつくろう!」
三つ目は、「自分だけのオリジナルのお面をつくろう!」です。
奈良県の文化イベント「奈良県みんなで楽しむ大芸術祭」と連携し、段ボールやいろいろな素材を使って自分だけのオリジナルのお面をつくりました。仏像、昔の人、動物、魚、野菜、精霊など、文化村にまつわるモチーフ(お面の大枠)を事前に用意。参加者がそれらの大枠をベースにオリジナルのお面を制作しました。

●成果発表展を開催します!詳細はこちら
これら三つのワークショップの成果発表展を2026年1月27日(火)~2月7日(土)まで芸術文化体験棟3階セミナールームA・Bにて開催します。完成した作品、ダンスパフォーマンス記録動画、全ワークショップの記録写真を展示いたします。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
「だれもがみんなアーティスト!」では、今後もアートの力を通じて人々がつながり、共感し、新たな可能性を見出す場所として、これからもさらに多くのイベントと体験を提供してまいります。どうぞお楽しみに。

企画・運営:一般財団法人たんぽぽの家