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なら歴史芸術文化村からの
お知らせ

『文化村Journal📰

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  • 2022.07.01

    滞在アーティストが決定いたしました!

    なら歴史芸術文化村滞在アーティスト誘致交流事業

    アーティスト決定

     

    なら歴史芸術文化村では、奈良の豊かな歴史・芸術・文化を体験し、新しい視点と切り口で表現する国内在住アーティスト名(組)の募集を行い、選考の結果以下2名の招聘作家が決定いたしました。来村者や地域の人々と交流を図り、自然や歴史など地域の文化資源を掘り起こし、ジャンルを超えて歴史と現代を繋ぐ新しい芸術表現を試みようとする、意欲あるアーティストの滞在中の活動にご期待ください。

    前期 中尾 美園  なかお みえん 氏 

       滞在期間 2022年8月2日(火)~2022年9月26日(月) 56日間

    後期 大西 健太郎 おおにし けんたろう 氏 

       滞在期間 2022年10月1日(土)~2022年12月18日(日) 79日間

    審査員講評

    西尾 美也 (美術家/奈良県立大学准教授)

    応募プランは多分野からの優れた魅力的なものが多く、これだけ多くの同時代の表現者の方が奈良に、文化村に関心を持ってくださっていることに、奈良で現代美術に携わる者として大変わくわくしました。2名に絞らなければいけないことがとても心苦しかったのですが、審査の結果、以下のお二人が選ばれました。

     中尾美園さんは、絵画制作や保存修復で培った技術で視覚的に完成度の高い作品を作っておられるだけでなく、その過程でリサーチを重視することで場と表現を結びつけ、さらに豊かな想像力で歴史と現在をつなげておられる、文化村にまさに歓迎すべきアーティストであると感じました。こうした親和性に加えて、今回の作品プランにおいては、奈良であえて昭和時代の一般住宅をテーマにするなど、意外な着眼点もまた期待を抱かせられました。

     大西健太郎さんは、自分自身の身体を場や環境、人にさらすことで、普段見えているけど意識していないもの、共有しているけど分断されているものに触れ、人の身体を、ひいては人々の関係をやわらかく造形されているように思いました。全国に例のない文化村という環境に大西さんが身を置くことで、ここでしか生まれえない表現と、文化村にとっての新しい関係の造形が生まれることを強く期待しています。

     お二人とも第一回にふさわしい方々で、滞在制作と成果を今から楽しみにしています。

    服部 滋樹 (graf代表/クリエイティブディレクター)

    初回公募へ沢山の方々に参加頂けた事、嬉しく思っています。
    この施設をご覧になった方々ならば、他のAIRとは全く違った環境であることは一目です。
    奈良県の歴史的価値を支える、この場所で現代の価値を生み出す様々な作家やチームと共に走り出したいと思う。公募へ参加くださった皆様をネットワークし、ポストコロナのAIRをここから再構したいと思う。

    今まで無かった価値を生み出せる最も最適な場所であり、その可能性を引き出す奈良のフィールドは今も昔も持っている。

    松本 耕士(なら歴史芸術文化村 プログラムディレクター)

    まずは応募いただいた55組の皆様に感謝を申し上げます。

    想像をはるかに超える数の応募、さらにはその質も非常に高かったことが、審査後の実感です。今回の選考は、当施設の今後の展開へのメッセージになることも意識しながらの作業でした。前期の中尾美園さんと後期の大西健太郎さん、表現手法等は全く異なるにも関わらず、作品制作に対する考え方に何か共通しているものが想像できる、そのような人選になったと思います。開村したばかりの「なら歴史芸術文化村」において、二人のアーティストが大きな役割を果たしてもらえることを心より期待しています。一方、残念ながら53組の方が落選となってしまいました。「今回はご縁の無かった方々と、今後も繋がりたい。どうすればよいのか?」そのような宿題をいただいたようにも感じた選考作業でした。

    ■制作場所

     なら歴史芸術文化村 芸術体験棟3F スタジオ303

    活動・成果展について

     作品制作と共に期間中にワークショップなど開催。

     なら歴史芸術文化村ホームページ・SNSにて活動や、成果展の会期等ついて随時情報の更新を行います。