平成27年11月21日(土) 会場・奈良大学 C-102教室
チラシにリンク
開会にあたり、千田嘉博・奈良大学学長、浪越照雄・奈良県副知事が挨拶。「高校生のみなさんに地理や歴史を研究する楽しさを実感していただき、奈良県や各地域の魅力を再発見し郷土愛を育んでいただきたい」とフォーラム開催の趣旨を述べた。 発表では、全国の高校生から募集した研究レポート165作品のなかから選ばれた優秀校5校のみなさんが研究の成果をパワーポイントにより20分間で発表。その後、審査員から講評を受けた。個性的で熱のこもった研究発表は、会場を訪れた観覧者の知的好奇心を満足させるものであった。 各発表の後、千田嘉博奈良大学学長により「奈良から見た日本の城」と題する特別講演が行われ、興味深い講演に観覧者は熱心に聴き入っていた。 表彰式では、優秀校を表彰するとともに、さらに優秀校のなかから「知事賞」「学長賞」を厳正な審査で選び、表彰。 地域の歴史や文化を大切にする機運を高める研究に授与される「知事賞」は岡山県・就実高等学校歴史研究部の「プレートが教えてくれたこと~昭和9年岡山大洪水の痕跡の調査・保存活動~」が受賞した。高校生としての研究水準が最も高い研究に授与される「学長賞」は麻布高等学校・松尾太陽さんの「地方文書に見る” 御一新” ~武蔵国多摩郡布田五宿を中心に~」が受賞した。 その後、優秀校のみなさんは、交流会を行い、翌22日(日)には奈良町・奈良ホテル・東大寺の見学会に参加し、奈良の文化財を満喫した。