もともと観光名所ではなく、桜そのものに名前は付いていないのですが、いつの頃からか、その美しさが評判となり、春になると多くの見学者がやって来るようになりました。やがて「幾坂池の一本桜」の呼び名が定着し、撮影スポットとしても知られています。
2022年春に文化村が開村してから、ぐんと見学しやすくなりました。文化村の敷地から続く遊歩道を行けば、手前の「三本桜」の先に、ひときわ存在感のある巨木がすぐ見つかります。斜面の緑と菜の花畑に淡いピンクが映える様子はまるで一枚の絵のよう。静かな池の畔で、日本の原風景を満喫することができます。