植栽ワンポイントサポート

馬見丘陵公園ワークショップの内容から、植栽や園芸に関するQ&Aや花壇の手入れの仕方などの情報を抜粋してまとめました。

Q.肥料を入れるタイミングは?

植物によって肥料の量や与える時期は異なりますが、基本的には元肥(植物を植え付けるときに与える肥料)、追肥(栽培途中に生育状況に応じて与える肥料)、お礼肥(花が咲いた後や収穫後の与える肥料)を与えます。追肥を与える時期は下記の表を目安にしてください。

成長期 植物が大きくなるためには栄養が必要です。特に春先など、活発に成長するときは追肥を与えるようにします。
開花期 植物はかなりの栄養を開花に使い、消耗します。花を長く楽しむためにも追肥を与えるようにします。
開花後 開花後の植物は栄養不足になりがちです。一年後の種をつけさせたい場合は、特に与えます。
切り戻し後 その後の成長を促し、株を充実させるためには栄養が必要です。効き目の穏やかなものを与えます。
植替え後 × 植替え時には土に元肥を与えます。直後の追肥は、まだ根に傷がついていたり株が弱っているので逆効果です。1~2週間後から与えるようにします。
病害虫の被害にあったとき × 早く元気になるようにと肥料を与えるのは厳禁です。適切な対処をして株が回復したら、少しずつ与えるようにします。
宿根草の冬期間 地上部が枯れていても来年もまたきれいな花を咲かせるためには栄養が必要です。ただし、冬の間は与えすぎると肥料焼けを起こすことがあるので控えめにします。
球根植物の地上部が枯れているとき 地上が枯れていても、土の中で充実した球根を育てるために成長を続けているので、栄養が必要です。
植物の元気がなくなったとき × 原因を調べるのが最優先です。