植栽ワンポイントサポート

馬見丘陵公園ワークショップの内容から、植栽や園芸に関するQ&Aや花壇の手入れの仕方などの情報を抜粋してまとめました。

Q. 除草後の草やお茶の出し殻などを土に混ぜてもいいの?

除草後の草

除草後の草は、木の根元等に置いても基本的には問題ありません。効果は、乾燥防止や強い雨等での泥はね防止、草抑え、また寒い時期なら保温効果があります。しかし、置くだけなら肥料としての効果は少ないと考えられます。また、種が出来ている雑草は種が落ちる事もあるので注意が必要です。

お茶やコーヒーの出し殻

お茶の出し殻は、そのまま使用しない方がよいです。そのまま使用すると、お茶の葉を分解しようと土中の窒素成分が使用され、栄養素である土中の窒素がなくなります。使用する時は、腐葉土と混ぜてある程度分解させてから使用するか、牛糞堆肥と混ぜて発酵させ、完熟堆肥として使用した方が良いです。コーヒーのからも同じです。単体ではなく他の物と混ぜて分解させて、完全に発酵してから使用して下さい。コーヒーの出し殻は単体では、虫よけや、消臭効果になります。

生ごみ

生ごみなどは一番良い方法としてはコンポストの設置が良いと思います。分解しやすい物であれば夏期なら3箇月くらい、冬期なら半年くらいで堆肥として利用できます。不向きな物は無いですが、魚の骨等の中々分解しにくいものは、細かく切る方が早く分解します。また、コンポストに除草後の草も入れておくと堆肥になります。

※ベランダでこれらの作業をすると虫がわいたりすることがあるので、畑や庭で行いましょう。