植栽ワンポイントサポート

馬見丘陵公園ワークショップの内容から、植栽や園芸に関するQ&Aや花壇の手入れの仕方などの情報を抜粋してまとめました。

Q.花壇をデザインする際に、花の育ち方は考慮すべき?

植物を選ぶときは、自分の好きな植物を選ぶのが大前提ですが、以下のようなポイントを考えます。

  1. ① 性質:丈夫さ、環境への適合性、観賞期間、流通、管理のしやすさ など
  2. ② 見た目:色・形・テクスチャー、花・葉・実、四季の変化、成長の変化 など
  3. ③ その他:利用法や楽しみ方、「らしさ」の表現、珍しさ、安全性 など

これらすべてを考え出すとキリがないので、「植えたい植物をきれいに見せるにはどうすればよいか」を第一に考えると良いでしょう。ここでは参考に、植物の育ち方をタイプ別に紹介します。植物がどんな成長するか、観察日記をつけてみるのもお勧めです。

  1. リシマキア・リッシー

    ①横に広がる植物

    アリッサム、アジュガ、這性ペチュニアグレゴマ、ユキノシタ、ラミウム など

  2. ギボウシ

    ②こんもり茂る植物

    アサギリソウ、ヒューケラ、イソギク、アスチルベ、パンジー・ビオラ など

  3. タチアオイ

    ③縦ラインを魅せる植物

    サルビア、シラン、ミソハギ、ジギタリス、キンギョソウ、ケイトウ など

  4. ガーベラ

    ④一茎一花が目立つ植物

    キキョウ、シャクヤク、ジャーマンアイリス、エキナセア、ガパンサス など

  5. カスミソウ

    ⑤後ろが透けて見える植物

    西洋オダマキ、ガウラ、シュウメイギク、ルドベキア、オミナエシ など

  6. カレックス・ジェネキー

    ⑥葉や穂の曲線を魅せる植物

    ペニセタム、ヤブラン、スティパ、ナスタチューム、フウチソウ など