植栽ワンポイントサポート

馬見丘陵公園ワークショップの内容から、植栽や園芸に関するQ&Aや花壇の手入れの仕方などの情報を抜粋してまとめました。

Q.花の色の組み合わせってどうやって考えるの?

複数の色を組み合わせるとき、色相環に基づいた配色のルールがあります。植える花に迷った時にこれらの法則を考えてみてください。パステルカラーを中心としてポイントに濃い色の植物を使用すると、花壇全体にメリハリをつけやすいです。

①1色の濃淡の組み合わせ(例:白、ピンク、赤)

色のつながりが自然で失敗が少なく、比較的簡単な組み合わせです。

②色相環で隣り合った2~3色の組み合わせ(例:赤、オレンジ、黄)

主に赤系で暖かいイメージ、青系で涼しげなイメージが作れます。

③色相環で反対の位置にある2色(補色)の組み合わせ(例:紫、黄)

お互いの色を強調しあう、コントラストの強い個性的な色合わせです。やや難しめの組み合わせですが、色の配分量にメリハリをつけたり、同じ色の花を固めて配置するとまとまりやすいです。

④色相環で三角形を作る位置3色の組み合わせ(例:赤、青、黄)

性格の違う3色を配置するので、難しくまとまりにくい色合いですが、3色を均等に使わず、いずれか1色は少量でスパイスのように利かせるとバランスがよくなります。3色を均等に使いたい場合は、色調の明るいピンク+水色+薄黄色などにするとまとまりやすいです。

  • ①の配植例

  • ②の配植例

  • ③の配植例

  • ④の配植例