植栽ワンポイントサポート

馬見丘陵公園ワークショップの内容から、植栽や園芸に関するQ&Aや花壇の手入れの仕方などの情報を抜粋してまとめました。

Q.花壇の風通しを良くするにはどうしたらいいの?

イベントに合わせた密度の高い植え方をすると、風通しが悪くなり、蒸れて病気になりやすくなったり、カビが発生しやすくなります。また、虫も発生しやすくなります。これらを防ぐために風通しの良い環境を整えます。

①密集して植えない

植え付けるときに株間を広めにとります。同じ数を植える場合も、前後が重ならないように配置します。また、植える場所が風通しの良い場所か塀や壁で遮蔽されているかも事前に確認しましょう。
風が通りやすいように、苗を前屈みに植えたり高低差をつける等、植え方自体を工夫する方法もあります。

植栽パターン例(平行、千鳥)

②茎や枝を間伐する

茎や枝の密度を低くすることで、風通しを良くします。枝を切る場合も茎を切る場合も、切る位置は枝(葉)の分かれている直上です。また、こまめに花がらを摘んでカビが発生しにくい環境を作りましょう。
同じ苗の枝ばかり切らずに、周りの苗とのバランスを確認しながら作業しましょう。