観光客が一気に増えましたね。特に休日になると大勢の人が散歩道や展望台を訪れてくれます。この「こやすば」も、そういう方々の憩いの場にしていただこうと整備しました。学生の皆さんも手伝ってくれて、大掃除をして綺麗にしました。ここでは、さまざまなイベントも開催し、皆さんに楽しんでいただいています。「ゆっくり体験」と題して、手づくりのドラム缶の釜でピザを焼いたり、めはり寿司づくりや茶もみ体験など、集落の人たちと観光客の皆さんの良い交流の場になっています。そうした機会を通じて、谷瀬集落の良さを感じていただき、また訪れていただけると嬉しいですね。
観光客が増えて、村にも活気が出てきました。いろんな人の顔が見え、言葉を交わすことで、集落の人たちもイキイキとしています。集落を開放したことは、本当に良い決断だったと思っています。
その他にも、新しい特産品をつくって村おこしにつなげようと、酒造りを始めました。棚田を利用して「吟(ぎん)のさと」という酒米を栽培し、その米でできたのが純米酒「谷瀬」です。この企画にも学生の皆さんが協力してくださり、醸造には吉野町の美吉野醸造さんに協力していただきました。十津川村としても初めての純米酒で、村おこしの良いきっかけになればと期待しています。