イギリスで10年間活動した経験を持つガーデナーの宇山さんが花壇のデザインを考えてくれます。そのデザインをメンバーで話し合って意見を出し合い、最終的な形を決定し、どんな花を植えるか議論して花壇づくりを行います。日本庭園の花壇は、1級造園技能士の資格を持つ市野さんが担当し、アイデアを考えてくれます。
初めての花壇づくりの時は、担当区画の土壌整備からスタートしたのですが、かなり苦労しましたね。いざ土を掘り起こすと石や瓦礫がたくさんあり、水捌けも悪かったため、花が植え付けられるようになるまで約1年かかりました。でも、苦労した甲斐があって、いまでは美しい花を元気良く咲かせてくれます。公園を訪れる皆さんにも喜んでいただけて、私たちもやりがいを感じています。日本庭園の花壇では、周囲の竹垣をメンバー全員で手作業でつくりました。指導者の方に教わりながら四苦八苦しましたが、楽しみながらできたことに満足しています。
普段の活動は担当する花壇の維持管理。毎日の水やりと定期的な除草、そして年に3回(5・9・12月)、花の植え替えをします。また、花壇の維持管理の年間計画を話し合うデザイン会議を、昨年完成したばかりのボランティアハウスで不定期に開催しています。ワイワイ、ガヤガヤ、和やかな雰囲気で自由に意見を言い合う会議は、いつも楽しいですね。