右下の写真はヒペリカムという樹木ですが、左半分が枯れてしまっています。植物が枯れる原因は様々ですが、夏に多いのが水切れです。見た目で枯れているように見えてもまだ生きている場合があるので、実際に触って確かめましょう。
生きている枝は、ゆっくり曲げると弾力があってしなります。枝を鋏で切ってみると、中に水分があるのが確認できます。枯れてしまった枝は、曲げるとポキっと折れてしまいます。枝を切ってみると水分が無く、断面がスカスカになっています。
草花の場合の見分け方は、葉の色が変色している場合は、水切れのほかに葉やけ、日照不足、肥料のやり過ぎなどが考えられます。根腐れの場合は葉の変色のほかに、株の元気がない、水やり後の土の乾燥が遅い、土から腐敗臭がする、根が黒色に変化している(根を確認できる場合)などがあります。
宿根草で夏・冬の休眠期に地表部の葉を枯らすものもあるので、すぐに抜いてしまわずに、その植物の特性をよく調べてから判断しましょう。