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奈良の木と森の教室

吉野林業地域(黒滝村)の森林

木を使うことが暮らしや自然環境を守り

“持続可能” な社会につながります

奈良県には豊かな森林と長い歴史を持つ林業があります。
森林や林業は、美しい景観や良質な木材をもたらすだけでなく、わたしたちの暮らしや自然環境を守るたくさんの役割を果たしています。
そんな地域の森林を守り、林業を続けていくために、わたしたちができることーそれは「地域の木を使う」こと。木を使うことは、巡り巡って、近年注目される、脱炭素社会の実現SDGsの達成にもつながります。

木を使うことがなぜわたしたちの暮らしや自然環境を守ることにつながるのか。さらには“持続可能”な社会につながるのか。このサイトでひとつひとつ紐解いていきましょう。

 

 

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奈良県は自然豊かな地域

県土の約77%が森林です

奈良県の森林は28万4千ヘクタールで総面積の約77%を占め、全国5位と国内有数の森林率を誇ります。また、近畿の主要河川の重要な水源地帯にもなっています。

森林は、豊かな自然環境や豊富な水資源など、私たちに多くの恵みをもたらしています。

奈良の林業が受け継がれて

約500年

奈良県の林業の歴史は古く、約500年前(室町時代末期)に川上村で日本最古の植林が行われたという記録が残っており、現代まで続いています。特に吉野林業地域(主に川上村、東吉野村、黒滝村)では、独自の育成方法によって、吉野杉や吉野桧といった良質な木材を育ててきました。

吉野の木材は、古くは豊臣秀吉の大坂城や伏見城をはじめとする畿内の城郭や社寺、仏閣に使われ、江戸時代には、灘や伏見の酒を江戸へ運ぶ酒樽の材料として重宝されました。現在でも、強度や耐久性があり、木目や色合いが美しい高級建築材として全国的に知られています。

奈良県の林業、特に吉野林業では、植林してから木材として出荷されるまで、約80年~100年かかります。自分が植えた木が出荷されることを見届けることはなく、次の世代へと託すのです。そうやって約500年もの長い時間、先人たちが植えた木を代々守り育ててきたからこそ今の森林・林業があるのです。

吉野林業地域(川上村)の森林

奈良県の森林の約60%

人の手により管理されている人工林

「人工林」とは、人の手によって苗木を植え、育てられた森林のことです。
自然の力で生まれ育った原生林や天然林と違い、人が使う木を育てるための森林です。奈良県はこの人工林が森林の約60%を占めています。

写真協力:黒滝村森林組合、吉野林材振興協議会