お役立ち記事

2020.05.15

お家で気軽にDIYしよう!木の種類とその特徴。奈良の木はテーブルや椅子、小物にもおすすめ!

近年、注目を集めている「DIY」という言葉。「Do It Yourself」の略語であるこの単語は、住み心地の良い暮らしのためにインテリア・生活雑貨などを自作したり、自分の手で部屋をリフォームしたりする活動を意味します。そんなDIYでもっとも身近に使われている素材である「木」。木は手に入れやすく、加工しやすいだけでなく、木のある暮らしは人に癒しや安らぎを与え、人生を豊かにしてくれます。まさに木はDIYにピッタリの素材なのです。そこで、これからDIYを始めようとしている方に向けて木のことをご紹介しましょう。

木には針葉樹と広葉樹がある

木には、大きく分けて針葉樹・広葉樹の二種類があります。針葉樹は葉っぱが長細く幹がまっすぐ高く伸びるのに対し、広葉樹は葉っぱが幅広で幹が太く枝分かれしたり曲がったりする特徴があり、それぞれ英語では「Softwood(針葉樹)」、「Hardwood(広葉樹)」と呼ばれます。

それぞれ何を作るのにおすすめ?

スギ、ヒノキ、マツ(パイン)等に代表される針葉樹は、英語名の通り柔らかく軽いのがポイント。そのため加工しやすく、DIY初心者にもうってつけの木材と言えます。また、木目がまっすぐで長い材が取りやすく、柱や梁などにも多く使われています。肌触りが良く香り高いため、木の良さを活かした日用品作りには最適の木材と言えます。

針葉樹と比較して、広葉樹は種類が多く様々な色・見た目・強度のものがあります。木材として使われる広葉樹の代表例は、ナラ(オーク)、タモ、クルミ(ウォールナット)、チーク、カエデ(メープル)、ブナ(ビーチ)、カバザクラ(バーチ)、アカシアなど。一般的には針葉樹よりも硬く重いため、加工しにくいものの強度が高くキズに強いのが特徴。樹木によって様々な木目や材色が楽しめ、何年もかけて大切に使う家具や床材などに多く使われています。

奈良の木は扱いやすく強度に優れている

全国有数の木材生産地である奈良県を代表する吉野スギ・ヒノキは、日本有数の良質な木材として知られています。この吉野スギ・ヒノキ、実はDIY初心者にもおすすめの木材なのです。

針葉樹であるスギ・ヒノキは、一般的に柔らかく加工しやすいもののキズが付きやすいと言われていますが、奈良の木は年輪幅が細かく均一で密度が高いことから、一般的なスギやヒノキに比べて強く、たわみにくいという性質があります。また、節が少なく木目が直線、美しい色合いも奈良の木の特長です。針葉樹の特徴である加工のしやすさ、柔らかな色合い・肌ざわり、木目の美しさ、香りに加えて、耐久性にも優れているのが奈良の木だと言えます。

では、なぜ奈良の木は良質なのでしょうか? その秘密は育成方法にあります。

奈良の木は密植して大切に育てられる

一般的な林業では、1ha(100m四方の面積)あたりに苗木を3,000本植えるのが目安といわれていますが、吉野林業では1haあたり8,000〜12,000本。密集して植えることで木が太くなりすぎず、幹の上部と下部で太さがあまり変わらないまっすぐな木が育つのです。

密植された木々は、間隔を空けすぎないように気をつけながら何度も間引かれ、森林の混み具合を調節していきます。この作業を、苗木を植えてから3〜5年周期で繰り返し、密集して植えた木を30年で1haあたり3,000本にします。その後、70年くらいまでは7〜10年周期で、以降は15〜20年周期で…という具合に、何度も何度も間引きを繰り返していくのです。このように、密度を調整しながらゆっくり丁寧に育てられた木の年輪は、均一で非常に細かいものになります。

長い年月をかけて、たくさん植えて、何度も間引く手間を繰り返すことで育まれる奈良の木。年輪の幅が細かく均一であることから、強度があり木目も美しい奈良の木の品質は、何百年もの間受け継がれてきた育成方法だからこそ守られているのです。

そんな奈良の木を使用したDIYで、何を作ればいいのでしょうか? ここからは、おすすめの使用例をいくつか紹介します。

奈良の木のおすすめDIYプロダクト

吉野スギは、酒樽をつくるための材料(樽丸)として江戸時代から重宝されてきました。木目が細かく、まっすぐで香りが良い吉野スギを使用して、お皿やコップ、マイ箸のほか、枡やマドラーにして樽酒気分を楽しむのもおすすめです。

吉野ヒノキの最大の特徴は、防水性・防腐性・殺菌性にあります。「ヒノキ風呂」が有名なように水にも強く、抗菌効果も高いため、カッティングボードやお弁当箱など水回りの小物にも最適です。

また、奈良の木は、軽くて強いだけでなく、菌が増えにくくカビも生えにくいため、身近に置いて長年使える家具や小物にもおすすめ。テーブルや椅子、棚などをDIYすれば、安らぎの空間を演出してくれるでしょう。また、長く使うことで白木から飴色へと色合いが変わっていくため、自分や家族の成長を経年変化と共に感じることができますよ。

日々の生活に安らぎや癒しを与えてくれる、木のある暮らし。それは、決して難しいことではありません。身近な小物や家具からでも、木を使ったDIYを始めてみれば、木の良さを実感してもらえるはずです。良質な奈良の木を手に取って、簡単なDIYから木のある暮らしに触れてみてはいかがでしょうか。

文:青山晃大
イラスト:南夏希

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