コラム記事

2020.06.30

行方ひさこの暮らしを豊かにする、木との付き合い方 #奈良の木のある暮らし

日々の暮らしに寄り添い、毎日を豊かにしてくれるインテリア。「奈良の木のこと」では、インテリアをテーマに、日々の暮らしを豊かにする素敵な木製品をご紹介します。

今回は、ブランディングディレクターとして活躍する行方ひさこさんにおすすめの奈良の木(吉野スギ)のテーブルウェアをご紹介いただきます。ぬくもり溢れる木の雑貨は、長く使い続けることで美しさや味わいが増していくちょっぴり特別なアイテム。おしゃれな家具や雑貨で、いつもの毎日をちょっとだけ素敵に過ごしてみませんか?

行方さんのインテリアのこだわり

以前はたくさんの好きなものに囲まれて過ごしていました。どの部屋も海外や地方から買ってきたお気に入りのものたちばかりで雑然としていましたが、それがとても気に入っていました。今のマンションに引っ越してからはミニマルスタイルになりました。ものはできるだけ少なく傾倒しすぎない、収納できる量のものだけを大切にするように。ものをつくる仕事をしているので、少し飢えている方がニュートラルな気持ちになり、アイディアが出てくるような気がしています。

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大好きな器も棚に収まる分だけ、と決めています。写真の棚だけではないのですが、増えたらその分人に譲るなど、ミニマムになるように考えて生活しています。本棚も1つだけ。

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“そのものの背景にあるストーリーを大切にしています”

物を選ぶ時はそのものの背景にあるストーリーを大切にしています。でも一方でなんの先入観もなく、見た時や触れた時に心が揺さぶられるものとの出会いを大切にしたいとも思っています。一目惚れしたものの背景や歴史をそこからゆっくりと調べていくのは、至福の時間です。

行方さんが今、気になっていることは?

これからの伝統技術のアウトプットの仕方に興味があります。今となっては手仕事や丁寧な職人仕事は昔から受け継がれている大切な資産ですが、生まれたその当時には革新的で新しい技術だったわけですよね。技術の進化とともにどのように変化していけば良いのか、残していけば良いのか。昔ながらのものが全て淘汰されてしまうと、物づくりの歴史やストーリーまでなくなってしまうので、そのままの形ではないにしてもどうにかして残し、次の世代へのより良い橋渡しのお手伝いをしたいと思っています。

「奈良の木」を使ったインテリア雑貨の活用術

物づくりの背景を大切に、一つひとつのモノやコトに丁寧に触れる。そんな行方さんに、奈良県産の吉野スギを使った「おひつ」「トレイ」「ブレッドケース」を使用していただきました。

土鍋で玄米を炊くようになってから、ごはんを食べる頻度が増えました。木の「おひつ」で保存すると硬くならないし、湿度調整の機能があるので、水分量も適量に保ってくれますし、何より食卓が豊かになりますね。

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おひつがテーブルにあるとそれだけで食卓に彩りが加わる気がしますよね。おかわりをするように、少しずつ小さめのお椀によそうのも良いかもしれません。

小さめの「トレイ」はお茶のセットをのせるのにもぴったりです。吉野スギは、まっすぐな木目がとても美しいのでテーブルのアクセントにもなります。お料理を盛り付けるアイテムは様々なものがありますが、木のトレイは食卓に温もりとメリハリがつくので色々な種類を愛用しています。

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高台皿に盛り付けた季節の前菜をトレイにのせて特別感を。1品ずつ違う器に盛り、トレイにのせるだけでも、いつもと違う風合いになり気分も変わって新鮮に感じます。木の食器やトレイは、こぼしたり、シミがついたりすることもあるかもしれませんが、一緒に歳を重ねていくのを楽しめたらいいですね。

頂き物で食パンをいただくことが多いのですが、一人だとどうしても余ってしまいます。そんな時こそ木の「ブレッドケース」がおすすめです。

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すぐ食べられそうな分はブレッドケースで保存し、食べきれない分は冷凍しています。木のブレッドケースは水分量が保たれるので、パサつかず、優しい香りがするので重宝しそうなアイテムです。また、吉野スギには高い抗菌効果もあるそうです。

日本三大人口美林と言われる吉野スギは、長い年月をかけて手間暇をかけて丁寧に育てられているため、お手入れ次第で何十年も使い続けることができますし、使い込むほどに愛着がわく楽しみも木のプロダクトの醍醐味だと思います。

“心豊かに身体も健やかに暮らすことを見直す時期”

人の手によって世代を超えて大切に育てられてきた木を使うのは、とても貴重なことだと思っています。先人たちの知恵や知識の結晶ですし、自然の中に生かされていると改めて感じることでもあります。だからこそ、歴史ある「奈良の木」や自然のものを、普段の生活に取り入れることは、とても貴重で大切だと思っています。

そして今の時期は特に、自然の産物の中で心豊かに身体も健やかに暮らすことをまた見直す時期に来ているのではないかとも思っています。大切に育てられた木が、人の手によって価値のあるものに生まれ変わり、自分の手元にあると思うと愛おしくなりますよね。

取材・編集:奈良の木のこと 編集部
写真:行方ひさこ

Profile
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行方ひさこ / ブランディングディレクター

アパレルでのディレクターやデザイン、経営の経験を活かし、工芸や地方創生・食など幅広い分野で活動中。ニュートラルなマインドで、ブランドの本質を明確にしターゲットに深く届けるコミュニケーションの仕組みをつくっている。

Instagram:@hisakonamekata

HINATA:http://hisakonamekata.com/

Product Information
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製品名 吉野杉おひつ7寸(五合入り)
価格 40,000円(税抜)
製造・販売 京都 桶屋近藤
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製品名 吉野杉のトレイ
価格 8,500円(税抜)
製造・販売 中川政七商店
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製品名 吉野杉のブレッドケース
価格 20,000円(税抜)
製造 工房アップル・ジャック

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