事業者で取り組まれた記紀・万葉

VOL.4 「飛鳥ブランド」の特産品誕生!

明日香村商工会

特産品を通じ、「飛鳥らしさ」を全国に発信。

経営指導員 下田正寿さん古代史の舞台であり、日本人の「心の故郷」と称される飛鳥。そんな飛鳥のイメージを特産品を通じて、全国の人に発信する「飛鳥ブランド」の取り組みが、一昨年2010年からスタートしています。
明日香村内で生産した素材を使っているか、「飛鳥らしさ」を表現できる物語性やエピソードがこめられているか、オリジナリティがあり、安全・安心に配慮しているかといった統一基準をクリアした商品が、現在までに44商品あります。村内の主な土産店や直売所で販売中。赤米、黒米、緑米の「古代三色米ごはん」や、ポン菓子を洋菓子風にアレンジした「GO・KO・KU(五穀)」などが人気があります。これらの商品を紹介するパンフレットのデザインにも『日本書紀』の一節を使いました。「飛鳥らしさ」を語る上で、「記紀・万葉集」を欠かすことはできませんから、今後は、各文献に書かれていることを、当ブランドの認定基準のひとつにもなっている「飛鳥らしさ」の表現として、うまく取り入れていけたらと思っています。

商品通じ、「飛鳥らしさ」を全国に発信。