記紀・万葉講座

第9回 全国高校生歴史フォーラム

平成27年11月21日(土)
会場・奈良大学 C-102教室

チラシにリンク

プログラム
13:00~ 開場
13:30-13:50 開会の挨拶・審査員の紹介・日程説明
  【優秀研究の発表】
13:50-14:20 発表1 宮内啓太(埼玉県・開智高等学校(中高一貫部))
版籍奉還前にあった関東諸藩「地方改革」の活動
明治二年「関東諸藩の連合会議」に関する史料『関東諸藩日誌』による考察

質疑・講評
14:20-14:50 発表2 松尾太陽(東京都・麻布高等学校)
地方文書に見る“御一新” ~武蔵国多摩郡布田五宿を中心に~

質疑・講評
14:50-15:20 発表3 TEAM P.O.W.(神奈川県・桐蔭学園高等学校)
戦争捕虜へのメッセージ

質疑・講評
15:20-15:30 休憩
15:30-16:00 発表4 堀田彩(愛知県立刈谷高等学校)
鉄塔が見つめた85年 時代に翻弄された依佐美送信所

質疑・講評
16:00-16:30 発表5 歴史研究部(岡山県・就実高等学校)
プレートが教えてくれたこと
~昭和9年岡山大洪水の痕跡の調査・保存活動~

質疑・講評
16:30-17:15 【特別講演】 千田嘉博・奈良大学学長 「奈良から見た日本の城」
17:20-17:50 結果発表・表彰式・全体講評

大会の概要

開会にあたり、千田嘉博・奈良大学学長、浪越照雄・奈良県副知事が挨拶。「高校生のみなさんに地理や歴史を研究する楽しさを実感していただき、奈良県や各地域の魅力を再発見し郷土愛を育んでいただきたい」とフォーラム開催の趣旨を述べた。
発表では、全国の高校生から募集した研究レポート165作品のなかから選ばれた優秀校5校のみなさんが研究の成果をパワーポイントにより20分間で発表。その後、審査員から講評を受けた。個性的で熱のこもった研究発表は、会場を訪れた観覧者の知的好奇心を満足させるものであった。
各発表の後、千田嘉博奈良大学学長により「奈良から見た日本の城」と題する特別講演が行われ、興味深い講演に観覧者は熱心に聴き入っていた。
表彰式では、優秀校を表彰するとともに、さらに優秀校のなかから「知事賞」「学長賞」を厳正な審査で選び、表彰。
地域の歴史や文化を大切にする機運を高める研究に授与される「知事賞」は岡山県・就実高等学校歴史研究部の「プレートが教えてくれたこと~昭和9年岡山大洪水の痕跡の調査・保存活動~」が受賞した。高校生としての研究水準が最も高い研究に授与される「学長賞」は麻布高等学校・松尾太陽さんの「地方文書に見る” 御一新” ~武蔵国多摩郡布田五宿を中心に~」が受賞した。
その後、優秀校のみなさんは、交流会を行い、翌22日(日)には奈良町・奈良ホテル・東大寺の見学会に参加し、奈良の文化財を満喫した。