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聖徳太子創建の学舎「熊凝精舎跡」

 大和郡山市 

熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)は、聖徳太子が釈迦の祇園精舎にならって創建した仏教修行の道場で、移転を繰り返した後に大安寺(奈良市)となりました(諸説あり)。 その跡地に、この辺りを本拠地にしていた豪族の額田部氏の氏寺として額田寺が建てられ、後の「額安寺(かくあんじ)」となりました。平安時代には寺勢が衰えましたが、鎌倉後期に西大寺の叡尊・忍性らによって再興されました。

額安寺(かくあんじ)
【住所】大和郡山市額田部寺町36
【TEL】0743-59-1128
【ホームページ】http://kakuanji.jp/

「額安寺本堂」:大和郡山市

「額安寺本堂」:大和郡山市


わたしのおすすめ

大和郡山市役所 地域振興課 観光戦略室長 植田早祐美さん
大和郡山にはこの様な伝説が伝わっています。
推古21年(613)、太子が稗田の里に寄られた時、村人から稗飯を出されました。なぜ稗飯なのかと問いただすと、村に水が無く稲が実らないと村人が嘆いたので太子は不憫に思い、菩提山川の水を引きいれる溜池を造らせ西へ2km離れた稗田郷(稗田町・上三橋町・下三橋町)へ灌漑用の水を送られました。 また太子はこの池の近くに広大寺を建立したと伝えられています。