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奈良の歩き方新提案 奈良盆地周遊型ウォークルート

奈良市のウォークルート概要

大和郡山市との境から垂仁天皇陵までは、伊勢本街道を歩くことができます。また、垂仁天皇陵付近からは、奈良市が作成したウォーキングルートである「歴史の道」に合流。寺社、大小さまざまな古墳を持つ古墳群、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産等を巡りながら、奈良盆地周遊型ウォークルートのゴールである新薬師寺方面へ。誰もが1度は行ったことがあるであろう観光地から、隠れた魅力を持つ見どころまで、奈良市の色々な側面をご覧いただけるルートです。

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大和郡山市境~新薬師寺付近まで約23km
高低差約110m

奈良市パートみどことガイド概要

佐紀盾列古墳群 1


(成務天皇陵/奈良市教育委員会提供)

奈良盆地北部に展開する佐紀盾列古墳群(佐紀古墳群)は、奈良盆地東南部の大和古墳群、大阪平野の古市古墳群、百舌鳥古墳群と並ぶ大古墳群です。
【神功天皇陵】第14代仲哀天皇の皇后であり、応神天皇の母である神功皇后の陵墓。
【成務天皇陵】景行天皇の第4皇子、第13代の成務天皇陵で、御陵名は「狭城盾列池後陵」。
【日葉酢媛命陵】垂仁天皇の皇后であり、景行天皇の母である日葉酢媛命の陵墓。
※佐紀盾列古墳群の写真は、奈良市教育委員会提供

【住所】 ―
【TEL】 ―

佐紀盾列古墳群 2


(宇和奈辺古墳/奈良市教育委員会提供)

【平城天皇陵】桓武天皇の第一子で、平安時代の初めに実在した平城天皇が埋葬されている。別名「市庭古墳」。
【小奈辺古墳】明治時代に大阪造幣局の技師だったイギリス人のウィリアム・ゴーランドにより平面図が紹介された。
【磐之媛命陵】仁徳天皇陵の皇后である磐之媛の墳墓で、初夏には周濠でカキツバタや睡蓮が花を咲かせる。
【宇和奈辺古墳】周辺部の発掘調査から外濠が見つかり、多くの葺き石や埴輪が出土した。
※佐紀盾列古墳群の写真は、奈良市教育委員会提供

【住所】 ―
【TEL】 ―

垂仁天皇陵・田道間守命塚

垂仁天皇陵は前方後円墳で墳長は227m。濠に浮かぶ島は田道間守の墓と伝えられています。 田道間守は、天皇から不老長寿の薬となる非時香菓(トキジクノカグノミ)を常世の国から持って帰るように命じられ、10年の後ついに手に入れて帰ってきましたが、既に垂仁天皇は崩御されていました。それを知った田道間守は、悲しみのあまり絶命したため、田道間守を哀れみ、垂仁天皇陵の側に葬ったとの伝承が残っています。
なお、非時香果は現在の橘のことです。

【住所】 奈良県奈良市尼辻西町
【TEL】 ―

喜光寺

養老5年(721)奈良時代の高僧、行基菩薩により創建され、平城京での布教活動の拠点とした寺です。
本堂は、東大寺大仏殿造営の際の大仏殿の雛型として建てられたとの伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれています。のちに天平21年(749)行基菩薩はこの寺で亡くなりました。
蓮の名所として知られ、6月中旬~8月中旬には250鉢の蓮が境内を華やかに彩ります。

◆拝観時間:通常 9:00~16:00
※蓮の開花時期の7月中の土日・祝日は7:00~16:30
※最終受付は16:00
◆拝観料:大人 500円、子供 300円(小・中学生)
※未就学児は無料。

【住所】 奈良市菅原町508
【TEL】 0742-45-4630

菅原天満宮

菅原家発祥の地に鎮座する日本最古の天満宮。道真公生誕地としても伝承があり、神社の東100mに産湯池としての遺跡「天神堀」があります。道真公が愛した梅の花を展示する盆梅展や、鷽にまつわる神事「鷽替え神事」・奈良筆祭り(筆供養)などが執り行われ、菅原家・道真公ゆかりの地であることを強く感じさせる神社です。

【住所】 奈良市菅原東町518
【TEL】 0742-45-3518

西大寺

称徳天皇の勅願により、天平神護元年(765)に創建されました。当時は広大な寺域に多数の堂塔が建ち並び、東大寺と共に栄えていましたが、承和13年(846)以後数多の火災にあい、創建当時の建物はほとんど焼失しました。鎌倉時代に叡尊により復興されましたが、戦国時代には再び火災で焼失しました。現在残っている本堂(重文)、愛染堂(重文)、四王堂(重文)などは江戸時代中期に建てられたものです。叡尊が始めた「大茶盛」の寺としても有名です。
【本堂】
◆拝観時間:8:30~16:30
◆拝観料:一般・大学生 400円
      高校生・中学生350円、小学生200円
【愛染堂】
◆拝観時間:9:00~16:30
◆拝観料:中学生以上 300円、小学生200円
【四王堂】
◆拝観時間:8:30~16:30
◆拝観料:中学生以上 300円、小学生200円
【聚宝館】
◆開館期間:1/15~2/4、4/20~5/10、10/25~11/15
◆拝観時間:9:00~16:30
◆拝観料:中学生以上 300円、小学生200円
【拝観共通券】
 本堂・愛染堂・四王堂・聚宝館 1,000円
 本堂・愛染堂・四王堂  800円

【住所】 奈良市西大寺芝町1-1-5
【TEL】0742-45-4700

秋篠寺

奈良時代末期780年頃、光仁天皇の勅願によって建立され、開山は善珠僧正と伝えられています。平城京西北の外れ「秋篠」の地に建てられたためこう呼ばれています。平安時代末期に戦火のため伽藍の大部分を焼失し、鎌倉時代には今の本堂がもとの講堂の跡に再興されましたが、金堂や東西両塔の跡は雑木林になってしまっています。本堂に25体安置されている仏像の中でも特に著名なのが伎芸天(重文)で、諸技諸芸の守護神として多くの芸術家や芸能人らに慕われ、またその造形の優美な写実性は古美術愛好家の間でも広く親しまれています。
◆拝観時間:9:30~16:30
◆拝観料:大人  500円、大学生・高校生 500円(高校生未満は拝観不可)

【住所】 奈良市秋篠町757
【TEL】 0742-45-4600

平城宮跡

近鉄奈良線の大和西大寺駅と新大宮駅の間に拡がる広大な緑の空間が、奈良時代に天皇の住まいや官公庁が集まっていた特別史跡・世界遺産である平城宮跡です。 「平城宮跡資料館」では出土遺物や復元原模型の展示、「遺構展示館」では発掘状況をそのまま保存。平城宮の正門である壮大な「朱雀門」、奈良時代の庭園の様子がしのばれる「東院庭園」も復原されております。 また、平城遷都1300年となる2010年には、宮跡の中核施設である第一次大極殿正殿も復原され、平成30年3月24日には、「平城宮跡歴史公園」が開園しました。
【平城宮跡資料館・第一次大極殿・遺構展示館・東院庭園】
◆開館時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)
◆休館日:月曜日(月曜が休日の場合はその翌平日)
      年末年始(12月29日~1月3日)

【住所】 奈良市佐紀町
【TEL】 平城宮跡資料館  0742-30-6753(奈良文化財研究所)
第一次大極殿・遺構展示館・朱雀門・東院庭園 0742-32-5106
平城宮跡歴史公園 0742-36-4327(国土交通省)
         0742-27-8945(奈良県)

不退寺

寺というよりは平安朝の貴族住宅をしのばせるたたずまいで、王朝風の優美さにあふれています。平安遷都ののち、平城京をなつかしむ平城天皇は、上皇として都を再び平城京に戻すことを画策されたが成功せず、都を逃れてこの地に萱御所を営みました。上皇の崩御後は、皇子阿保親王と在原業平が後を引き縦ぎ、承和14年(847)に業平自らが聖観音像を刻んで当寺を開基したのが始まりとされ、別名「業平寺」とも呼ばれています。南門の四脚門〔重文〕は、鎌倉末期の建築で、本堂は大仏様式の最後の形を保ち、室町時代の建築とされています。堂内にある本尊木造聖観音立像〔重文〕は業平の作と伝えられ、藤原時代の一木造、彩色の像です。

◆拝観時間:9:00~17:00
◆拝観料:大人 500円、高校生・中学生 300円、小学生 200円
※特別展及び業平忌では料金が変わります。詳しくは不退寺HPをご覧ください。

【住所】 奈良市法蓮町517
【TEL】 0742-22-5278

奈良豆比古神社

光仁天皇の父施基(志貴)親王などを祭る社。
毎年10月8日の宵宮祭りに奉納される「翁舞」は、能楽の原典と言われ、2000年に国の無形民俗文化財に指定されました。

【翁舞】
始まりは、約1300年前に、志貴皇子の第二皇子である春日王が不慮の病でこの神社におこもりの時、その二人の息子が父の病気平癒を祈願して舞ったことだと言われています。また、他と違う特徴があり、民間に伝わる翁舞として芸能史的に貴重な存在です。
なお、使用される面は15世紀には使われていたといわれる古面で、普段は奈良国立博物館に保管されています。

◆拝観時間:9:00~17:00

【住所】 奈良県奈良市奈良阪町2489
【TEL】 ―

般若寺

寺伝によると629年高句麗の僧慧灌がこの地に寺を建てたのが始まり。その後天平7年(735)聖武天皇の時、平城京の鬼門鎮護のため堂塔を造営されたと伝えられています。京都から奈良への要路にあたるため、治承の兵火で戦火をこうむりましたが、西大寺の叡尊上人により文殊の霊場として復興され、庶民救済の文殊会を盛んに開くようになりました。鎌倉期の優美な建築様式をもつ楼門〔国宝〕が残っています。楼門の奥正面に立つ十三重石塔〔重文〕は、高さ約14.2メートル。石仏を彩って咲く春の山吹、秋のコスモスなどが美しく、花の寺としても有名です。

◆拝観時間:9:00~17:00
◆拝観料:大人 500円、中高生 200円、小学生 100円

【住所】 奈良市般若寺町221
【TEL】 0742-22-6287

東大寺

大仏さまで知られる奈良時代の代表的な寺院で大仏殿は世界最大級の木造建築物です。
天平15年(743)に聖武天皇が盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発令し、
その大仏を安置する寺として天平勝宝3年(751)に大仏殿が完成。以降次々と堂塔が建築され40年近くかかって伽藍が整いました。
都が長岡へ移ったあとも歴代天皇の手厚い保護を受けて、興福寺とともに栄華を誇りました。
しかし、治承4年(1180)平重衡の軍勢によって大仏殿をはじめ伽藍の大半を焼き払われてしまいました。
重源上人によって再興されましたが、永禄10年(1567)の三好・松永の乱で、わずかな建物を残して再度焼失してしまいます。
現在の伽藍の多くは江戸時代に再興されたものです。

【大仏殿、法華堂(三月堂)、戒壇堂】
◆拝観時間:11月~3月 8:00~17:00、4月~10月 7:30~17:30
◆拝観料:中学生以上 600円、小学生 300円

【住所】 奈良市雑司町406-1(東大寺寺務所)
【TEL】 0742-22-5511(東大寺寺務所)

若草山

三つの笠を重ねたようなので三笠山ともいいます。春には桜、秋の紅葉、ススキと四季折々の自然を楽しむことができ、山麓ゲートから30分~40分程度で頂上へ登ることができます。頂上からは東大寺、興福寺など、奈良の景観を楽しんでいただけます。
また、年に1度の若草山焼きは特に有名な行事です。
【若草山焼き】
1月第4土曜日

◆開山時期:3月第3土曜日から12月第2日曜日
◆入山料:大人(中学生以上)150円  小人(3歳以上)80円

【住所】 奈良市雑司町469
【TEL】 0742-22-0375(奈良公園事務所)

春日大社

古くから神聖視されていた御蓋山に、平城遷都にともない都の守護の為、茨城の鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を迎えたのが始まりといわれています。その後、千葉の香取神宮から経津主命(ふつぬしのみこと)、大阪の枚岡神社から天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)を迎え神護景雲2年(768)にこれら四座の神々を現在の地に祀り社殿が創建されました。平安時代には現在のような規模の社殿が整い、藤原氏をはじめ貴族などの「春日もうで」がさかんに行われました。鎌倉時代からは庶民の信仰も盛んになり、人々から石燈籠や釣燈籠が寄進されました。現在、毎年2月の節分の日と8月14・15日に行われる万燈籠では、すべての燈籠に火が灯され、幻想的な美しさに多くの参拝者が訪れます。また、4月中旬~5月上旬には、春日大社萬葉植物園(神苑)など境内で早咲き遅咲きの藤の花が華麗に咲き、なかでも直会殿前の「砂ずりの藤」(見頃は5月上旬)は見事です。

【開門時間】
夏期(4月〜9月) 6:00〜18:00
冬期(10月〜3月) 6:30〜17:00
※諸行事の際は変更

【本殿前特別参拝】
◆受付時間:8:30~16:00
◆拝観料:500円

【国宝殿】
◆開館時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
◆入場料:一般500円、大学生・高校生300円、中学生・小学生200円

【萬葉植物園(神苑)】
◆開園時間:3月~10月 9:00~16:30 (17:00閉門)、11月~2月 9:00~16:00 (16:30閉門)
◆定休日:3月~11月 無休、12月~2月 月曜(ただし、祝日等と重なった場合は翌日)
◆入園料:大人  500円、 小人 250円

【住所】 奈良市春日野町160
【TEL】 0742-22-7788


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